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寺山修司記念館②

というわけで青森県一押し施設(私調べ)の館内へ。

因みに館内は撮影可です。

今回の企画はこんな感じ。企画展がなかなか秀逸なんですよ。寺山修司記念館。

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冒頭から寺山修司やっぱすげぇ…ってなるこちらの言葉。「『詩』もことばだと思ってはいるが、やっぱりことばではないか、と思うことがある」

ですよねー。と思いつつ展示をみる。

因みに私そんなに寺山作品を知っているわけではないです。ガツガツ追ってはいないけど緩く好きです。大半がよくわかっていません。なので、初見の言葉の方が多くとても新鮮です。

北見隆with遊びについての断章

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まず北見隆さんの作品。赤川次郎の文庫本の装丁などでとても馴染み深いです。あの表紙を見るだけで、これから始まるミステリーの世界にドキドキしていた事を思い出します。赤川次郎作品はこの方の表紙もあってこそと私は思っていました。大好きな絵柄です。

もう一つの作品は「懐かしのわが家」という文に絵を添えているのです、なんというか2つの作品を合わせて見た瞬間色々思い出しちゃいました。昔読んだ本とか。気持ちとか。割とどっぷりと本に浸かっていたよなぁと。

他気に入った作品

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優しいですよね、言葉のチョイスというか。内容は鋭いんだけどふんわりしてるように感じます。これはちょっと私が勝手に思っているのですが、青森県の男性って虚勢を張る割りに優しい。太宰治の文章もそんな感じというか。女性に頭があがらないというか甘えん坊というか、そんな風に感じることが多くてフフって思います。

いえ、47都道府県の男性を知っているわけではありませんが。

思春期あたりに読みたかったかもな作品

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そうか、遠くへ行きたくても行けなかったのは天才じゃなかったからか。などと思いつつ、うちの子どもたちはちゃんと遠くへ行けるといいな。

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この辺の言葉と中高生あたりに出会っていたらまた違ったかもなと思いつつ。

ちょっと面白かった作品(ネタバレ)

触れる作品(手袋着用)があって

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こちらなんですが、そっとあけてみると

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こんな感じ。鏡があるんですね。かわいいなって思いました。いや、鏡に写った私をかわいいなって思ったんじゃないですよ。

でも、そうですね、本にどっぷりと浸かっていた小さな私にもう一度出会えたような。そんな気持ちになれました。

まとめ

館内狭いので、そんなにたくさん作品がある訳じゃないのですが、詩や文章とともにあるので見応えがあってとても良かったです。来年の4月までやっているのでまた見に行こうと思います。



来年またなにかやれたらいいな