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異才ネットワークさん主催のセミナーでの質問にお答えしました。

遅くなってしまいました!が
昨年12月に登壇した異才ネットワークさん主催のセミナーでの質問にようやくお答えし、ようやく異才ネットワークさんにお渡ししました。ありがとうございました。

質問してくださった方には異才ネットワークさんから直接メールで届くと思いますので、よろしくお願いいたします。

又、時間の関係で当日いただいた質問のいくつかにきちんと答えることができませんでしたので、覚えているものだけではありますが、こちらでお答えしたいと思います。

【質問:タイプ3のスケジュールについて】
タイプ3の発表について、早い段階で日程を決めておくとプロジェクトを前に進める力になると思う一方、途中で苦手を乗り越えるために時間がかかるなど、プレッシャーになってしまうかもしれません。どのようにサポートするのが望ましいでしょうか。

タイプ3は学校でも1年(=10ヶ月)かけて取り組むことが多いですので、おうちで挑戦する場合も1年を目安にスケジュールを組むと良いだろうと思います。1年以上かかりそうな大きなプロジェクトでも、1年で何かしら途中経過の発表を行うほうが「なあなあ」回避のためにも良いだろうと思います。

日程を決めておくと確かにプレッシャーになるかもしれません。しかし適度のプレッシャーは原動力になりますし、とくに家庭で行う場合は区切りが曖昧になりやすいので、あえて決めておくと探究者であるお子さんの本気度が違ってくるだろうと思います。発表日が近づいてきて、もうどうしてもダメだという場合は、キャンセルもありでしょう。本物(=その道のプロ)も本番に穴をあけることもあるはずですし (^^)

プレッシャーを感じやすい子を励ます方法の一つとして「その道のプロだったらどうすると思う? どういうふうに乗り切ると思う?」とお子さん自身に考えてもらうのも効果的です。タイプ3(=おうちSEM)は「本物のようにやる学び」ですから、挑戦するときから「本物」を意識して取り組んでいきます。この「本物になりきる」ことが、なぜか「本物」の仮面をかぶるような感覚となって、「いつもの自分」ならできないことでも(なぜか)できてしまうこともあるのです。なぜだかわかりませんが、そういえば私自身も、「いつもの自分」ならプレッシャーでできないことでも、「おうちSEMのちく」ならなんとか頑張ってやれてしまうことがありますから、「なりきる効果」というのは何かしらあるのかもしれません。

【質問:適正年齢について】
個人差はあるでしょうが、低学年でも「おうちSEM」を始めることはできますか。

低学年のお子さんでも深掘りしたい「好き」があれば おうちSEMや ゆるゆるおうちSEMに挑戦できます。

おうちSEM(=タイプ3)は高度なエンリッチメント・プロジェクトで、「好き」をベースに正解のない本物の問い(RP)を提起し、探究者が創造的生産的に解決していきます。

例えばお子さんの「好き」や興味関心が「ネコ」だった場合、その「ネコ」をベースに、ネコ関連の何か解決したい問題や課題で、かつ正解のない問いが見つけられそうであれば、おうちSEMに挑戦できるだろうと思います。(RPになりうるだろう問いの一例:どうしたらうちの高齢猫に高齢猫用のキャットフードを美味しく飽きずに食べてもらうことができるだろう?)

おうちSEMに挑戦するのがまだ難しいかなと感じるようであれば、年齢に関係なく、まずは ゆるゆるおうちSEMで楽しく「好き」を深掘りすることをおすすめしています。

ゆるゆるおうちSEM(=タイプ1 and/or タイプ2)とは、お子さんの「好き」を探したり、「好き」であるネコについて、例えば種類とか生態とか歴史などお子さんが深掘りしたいことを詳しく調べたり、ネコ関連の何かを創作したりするエンリッチメントです。

ゆるゆるおうちSEMの場合、発表(アウトプット)はマストではありませんが、成功体験や達成感を感じてほしいのでおすすめしています。


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ほか、RPについても質問をいただきました。ありがとうございました。RPはタイプ3エンリッチメントにおいては非常に重要な要素ですから、改めてきちんとお答えしたいです。

あいかわらず若干バタバタしていますので、RPについてはもう少しお待ちください。。よろしくお願いいたします。

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