12/2 日記:誕生日プレゼント

・3日前の土曜日、両親が来て少し早めの誕生日プレゼントをくれた。ぼくが暮らしている場所から、実家は大体電車で1時間もかからないくらいだ。コンサートを見に来るついでに、ランチを食べて、プレゼントを選びに行った。ぼくはもう成人していい年なので、プレゼントをやんわりと断ったが、母は押しが強いタイプなので、結局買ってもらうことにした。内心、少し照れながら色んなお店を回った。

・意固地になって断ってしまった自分に違和感を感じた。自立できていないと感じて、意固地になっていたのだろうか。その考えが逆に幼いようで、少し恥ずかしくなった。

・ポーターの皮財布を買ってもらった。かなり気に入っている。小さくて、光沢感があって、素朴な可愛さがある感じ。以前使っていた財布は7年くらい使用していたので、まだ体に馴染んでいないような感覚だ。その財布は、亡くなったひいおばあちゃんからプレゼントでもらったものだ。なので、ずっと大事に使い続けていた。今後も、サブの財布として使い続けるだろう。

・父は、以前母から誕生日プレゼントでもらったマフラーをつけていた。赤と緑のクリスマスカラーだった。また、父が持っていた母の茶色くて裾の長めのコートを、お手洗いから帰ってきた母が受け取ろうとすると、父が「いいよ」とだけ言って、コートを広げた。「ありがとう」と母が言い、そのコートを羽織った。自然な流れで、なんの違和感もなく。ああ、この人達は夫婦なんだな、と当たり前のことを思った。

・なんとなく、この日のことを僕は忘れないだろう、忘れたくないと思ったので、さかのぼって日記にした。動けなくなった時や老後に思い出す記憶が増えたな、と思った。

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