「贖罪」(傘村トータ)を読む

聴いていない歌について堂々と語る方法

こんばんは!なんか謝罪系の歌が無いかな(←唐突)と調べたら、こんな曲があるのを先週知りました。

なんだろう、私は何かに熱中するというのがあんまり得意ではないのです。それでも、にわかだと言われても、そもそも実際にわか以前でも思ったことは堂々と語る練習をしたい。ということで、あんまり知らない〇〇について堂々と語るという企画を思いつきました。そこで今日は第一弾。

自分の罪を告白する

ただそれだけで完結してるからこその味わいが、この詩のいちばんの魅力なんだと思います。

そして大事なのが、今までの言動や価値観で誤り(と感じた)ことについて、許しを求めてるということです。各連ごとに私が勝手にテーマづけをしました。

第1連  怠惰

第2連  強さ弱さ

第3連  悲しさ

第4連 好き嫌い

第5連 人間関係

第6連 自分の生きる姿勢

第7連 謝罪と感謝(謝る時には感謝も言った方がいいってメンタリストDaiGoが言ってた気がする)

第8連 愛(どことなくキリスト教らしさを感じるのは私だけだろうか)

第9連 償いの形

歌が終わりに近づくにつれ罪の本質、償いの本質に迫っていこうとする姿勢が拝見される。圧巻。

私はそもそも音楽を毎日主体的に聴くという習慣がなくて、当然ボーカロイドの声にも慣れてないのですが、今日は珍しく自然な感じ(?)で聴けました。

オマージュまで作ってみる

自分の努力を信じ抜くこと               弱さを知っても優しいままでいること                  泣きたい時に我慢しないこと            正しさはひとつじゃないって気づくこと              好いてくれる人を受け止めること          生きることを心で感じること            理由なんてどうだっていいんだってこと              ごめんなさいの代わりに自分を壊さないこと       ありがとうの代わりに自分を閉じ込めないこと    抱えきれないものは置いてゆくこと

嫌いなものをごまかしたこと
奪われたくなさすぎて手放したこと
大切じゃない人に傷ついたこと

自己卑下を優しさにしたかったこと
人の弱さをばかにしたこと
自分を人と同じだと思わなかったこと

幼さは愚かさと思ってたこと
危ない道から逃げなかったこと
綺麗事だけですまそうとしたこと

他人の心を踏みにじりたくて
自分を心をいじめたこと
世界の全てを拒絶したくて
悪意に喜んでみせたこと
そんなわけないよと嘘ついたこと

簡単に他人になりたがったこと
自分をすぐに差し出したこと
自分でなんとかしようと思ったこと                      当たり前を特別だと思ったこと
知らない人達のせいにしたこと

「生きたい」を誰にも伝えなかったこと
「助けてほしい」を隠し続けたこと
どうしようもない罪を繰り返したこと
他人に罪を背負わせたこと
贖罪なんかを求めたこと

そんなのを罪だと言ったこと


(追記:少し訂正しました)

最近のこと

本を読んでたら、「メリトクラシー(メリット・能力主義)」という概念を知った。中1か中2の時、文化祭で中2か中3の先輩が「メリトクラシー」という題名の劇をやっていた。私はそれは先輩の造語だと思っていて、造語なら説明して欲しいな等と思っていたのだった。中学生でメリトクラシー知ってたんだと今更分かって、長かった伏線がようやく回収されたような、そんな衝撃の中にいる。

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