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ノウハウ泥棒に絡まれたのでChatGPTで撃退したら少し儲かった

「案件になったらバッチリ発注するネ」

が口癖のノウハウ泥棒さんが居る。

質問をしてくるときは超丁寧なんだけど、こっちが善意で回答をすると、お礼の返事すらしてこないというわかりやすさ。

ここまで来ると、すがすがしくて可愛い。

最近も、少し特殊なビジネスのデジタル化案件について、守秘義務マークのついたクライアント作成の資料を投げてきて、

「マエダちゃん、コレどんな感じの枠組みならイケると思う? やっぱアレをエイヤでDXイッテコイ?」

なんて聞いてきた。

そのときは珍しく忙しかったし、興味の無い分野だったのでスグに断ろうと思ったのだけど、予定よりも早く終わった会議があって、次の会議までほんのり時間が空いたので、ChatGPTを使って15分で作った文書渡したら、えらく感激してくれた。

数日後に、

「ボクのポンチ絵とガッチャンコしたら早速お客さん鉛筆ナメナメだよ!」

と喜びの御連絡を頂き、なんと、フィーを頂く流れになった。しかも、最近の電気代を払える位の金額だ。泥棒じゃなくなった!

いままで8割近く断るか無視をしてきてごめんね。これからも断るし無視もするだろうけど。

ChatGPTは嘘をつくとか、計算を必ず間違えるとか、難点も色々とあるし、難癖もあるけれど、気の利いたインプットとディレクションがあれば、必要十分なクオリティのアウトプットが出せる。

一足飛びに実用レベルにまで進化したこの道具、指示待ちなんだけど超手の早い書生だと思って使うとかなり便利だね。

いやぁ、良い時代になった。


よく、AIの普及で仕事を失う人が増えるとか、そんな事を聞いたり読んだりするけど、そんな心配、必要かしらね。

検索エンジンの時だって、ヤフーの「サーファー」が職を失った位で、別に社会に混乱なんて起こらなかったし、それ以上に社会の知識や情報の質が底上げされたよね。AIもそんな風に浸透していけば良いね。

Googleなどのロボット型検索エンジンがメジャーになる前の時代、検索エンジンへの登録は人力でした。本当だよ。
そして、そのころのヤフーには、WEBページを手動で見つけて検索エンジンに登録する「サーファー」という役職があって、毎日出社してはWEBサーフィンをしてWEBページを収集・登録していた。本当だよ。

出典「私の思い出」

「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。