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【注目ニュース】ソニーセミコン タイの半導体製造事業所における新棟稼働
発表日時:2024年3月28日
概要
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、タイの半導体製造拠点に新しい建物を完成させ、2月から生産を開始しました。
この新しい施設は、車載用イメージセンサーやディスプレイデバイス、データセンター向けの半導体レーザーなどを生産します。
約2,000人の雇用が見込まれ、生産設備は市場需要に合わせて拡張されます。再生可能エネルギーの利用や省エネ技術も導入され、新しい建物の屋根には太陽光パネルが設置されます。
松田健マネージングディレクターは、この完成によって市場の拡大が見込まれる製品を多くの顧客に提供できると述べ、ソニーグループの海外製造拠点として持続可能な進化に貢献すると述べました。
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解説
ソニーセミコンは半導体の目とも呼ばれるCMOSイメージセンサーにおいて世界シェアNo.1の企業です。
2022年のCOMSイメージセンサの企業別シェアを見ると、トップのソニーは前年比よりシェアを若干ながら拡大させ42%を獲得しており、2位はSamsung Electronics(19%)、3位のOmniVision(11%)です。
CMOSイメージセンサーの市場見通しは、今後も非常に明るいとされています。CMOSイメージセンサーは、デジタルカメラやスマートフォンなどの消費者向け製品から、自動車や医療機器、産業用途まで幅広いアプリケーションに使用されています。特に、自動車業界では、自動運転技術や車載センシングシステムの普及に伴い、CMOSイメージセンサーの需要が増加しています。
さらに、センサー技術の進歩により、CMOSイメージセンサーはより高性能で低消費電力になり、さまざまな新しいアプリケーションに適用される可能性が広がっています。例えば、セキュリティシステム、ロボティクス、そして拡張現実(AR)や仮想現実(VR)などの新興技術の分野でも利用が拡大しています。
今後もソニーセミコンの技術的な発表は注視しておきたいですね。
参考文献
2022年のイメージセンサ市場シェアランキング、トップはソニー Yole調べ | TECH+(テックプラス) (mynavi.jp)
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