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エア・リキード、熊本でガス供給設備の増設を完了

発表日:2024年3月27日

概要

2024年3月27日、日本エア・リキード合同会社熊本ガスセンターにおいて新たな空気分離プラント2基の設置を完了し、オープニングセレモニーを開催しました。これは同センターの製造能力を5倍以上に拡大し、エネルギー効率を20%向上させる重要なステップとなります。

新たに新設した空気分離プラント(引用元

熊本ガスセンターの重要性

熊本ガスセンターは、2001年の開所以来、熊本県合志市に位置し、セミコンテクノパーク内の半導体産業の成長に伴い、産業ガスとサービスを提供してきました。新たなプラント設置により、地域の産業発展に寄与するとともに、カーボンニュートラルを目指す「ADVANCE」戦略計画の一環として環境負荷を低減します。

新プラントの特長

新たに設置されたプラントは、エア・リキードの独自技術による最先端の超高純度空気分離装置を採用し、従来よりも精緻な純度監視システムを搭載しています。また、液化ガス製品の生産も可能で、熊本県や九州域内の顧客に酸素や窒素を液状で配送します。

新たに新設した空気分離プラント(引用元

環境への配慮

エネルギー効率が20%向上し、年間で推定11,000トンの二酸化炭素(CO₂)排出削減が見込まれています。これはエア・リキードが掲げる「ADVANCE」戦略に沿ったものであり、環境負荷の低減に大きく寄与します。

オープニングセレモニー

開所式には熊本県、合志市、菊陽町の代表者を迎え、盛大に執り行われました。エア・リキードの会長兼CEOであるイリョン・パク氏は、「エア・リキードの最先端技術が日本および熊本県の半導体産業の発展に貢献できることを嬉しく思います。

本投資はエア・リキードが掲げるADVANCE計画に沿うものであり、今後もセミコンテクノパークにおける半導体製造企業の戦略的パートナーとして地域の発展に貢献してまいります。」と述べました。

まとめ

  • 熊本ガスセンターに新たに空気分離プラント2基を設置。

  • 製造能力が5倍以上に拡大

  • エネルギー効率が20%向上し、年間11,000トンのCO₂排出削減を見込む。

  • エア・リキードの最先端技術を用いた超高純度空気分離装置と純度監視システムを搭載。

  • 液化ガス製品の生産が可能で、広範囲に配送対応。

  • ADVANCE戦略に沿い、環境負荷の低減に貢献。


エアリキード株式会社の製品群

エア・リキードは、産業用ガス、医療用ガス、様々なプレミアムガスに加えて、純ガスや混合ガスを含む広範囲の高品質分析・校正用ガス、および最適なガス関連機器とサービスを提供しています。

産業ガスには酸素、窒素、水素、アルゴンなどが含まれ、これらは製造業、化学工業、食品・飲料業界などで幅広く使用されています。

医療用ガスには、病院で使用される酸素や笑気ガス(亜酸化窒素)があります。プレミアムガスには、キセノンやクリプトン、ネオンなど顧客のニーズに合わせた製品を供給しています。

参考文献


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ハッシュタグ

#エアリキード #熊本ガスセンター #半導体産業 #環境負荷低減 #カーボンニュートラル #エネルギー効率 #液化ガス #空気分離プラント #ADVANCE戦略

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