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相生あおはの放浪旅行記 (part7/7 fin)

この記事はオモゐデ漁船アドベントカレンダー2020 16日目の記事です。

内容は6泊7日の旅の7日目(2020/3/19) : 仙台到着です。

1. 行程7日目 仙台港到着 長旅の結び

    おはようございます。時刻は午前8時でした。疲れてても旅先モードのせいでちゃんとした時間に目覚めるのが不思議。幸いにも天候にも恵まれ、荒波でビンゴマシーンの中みたいになることもなく、船の揺れは心地よいゆりかごを連想させるものもあり、しっかりと眠れました。そう、ここは洋上です。まずは展望デッキで朝日を浴びましょう(下図)。

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    文字通り心が洗われる気分でした。私は猫なので夜行性なんですけど、やっぱり快晴の朝に浴びる冬の日差しは日向ぼっこしているようでとても爽快な気分になります。ふと反対側に目をやるとそこには島嶼部が(下図)。多分気仙沼か石巻の辺りでしょう。もう宮城県に帰ってきました

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    一旦室内に戻り、荷物を整理してから再度上ると、遠くには仙台港が見えてきました(下図)。

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    仙台港到着。ここが宮城県であることを、港内にあった大型クレーンが教えてくれます(下図)。

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    そして仙台港に上陸しました(下図)。いろいろ積もる話がありますがそれは次節に回しましょうか。

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    というわけで、仙台市民のリスポーン地点、仙台駅前に戻ってまいりました(下図)。

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    7日前に逃げるように発った時の心情とは正反対に、今の気分はこの快晴の空のようにとても清々しいです。心機一転、本当に心が洗濯されました。旅ってすごい。(ちゃんと蹴りは付けたけども)全て投げだして好きなことに全力になると本当に人間見違えるほど気分が入れ替わるんだなということを身をもって体感できました。

    このオチを以って、この6泊7日の旅を締めくくりたいと思います。ひとまず、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

2. あとがき 旅を振り返って等

    まずは7部構成の文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。書いてるこっちがこんなに数日掛かりでヘトヘトになるほど書いたので読んでる方もそれは大変だったと思います。内容膨れ上がってしまいすみません。ただ楽しんでいただければ本当にうれしいです。

    こういうブログみたいなのって実は初めてではなく、大昔にYahooのブログを書いてた頃もありましたがサービス終了してくれて無事に黒歴史は消え去ってくれました。ありがとう(?)また、こういうブログを書く作業ってTwitterに残す乱文を綺麗にまとめる作業をしている感じで、非常に脳内整理なるんだなぁって思いました。発見。

    さて旅を少し振り返らせてください。今回の旅ですが、最初の数日間、それも金沢京都と何度か訪れたことがある街を歩いていた時はそれほど非日常感はありませんでした。本当は縁もゆかりもない土地だというのに慣れって恐ろしいもんです。しかし鳥取でミラクルに遭い出雲市で霊験(?)に遭い、さらには行く先々で人の温かみに触れ、土地を知り、考え、たとえ知った場所であっても驚きの連続でした。パスカルが我々を考える葦と形容したように、見知らぬ地へ赴いて物事を考えるのはまさに人間らしい行為なのではないか、と私はそう勝手に思いました。旅行とはただ非日常を味わうだけの手段ではなかったということを、この旅を通して実感することができたと思います。4年目にしての再発見でした。

    6日目に仙台行きのフェリーに乗り込む前、苫小牧で友人と別れてからずーっと、誰に対してかはわかりませんがずっと心の中には「ありがとう」という気持ちがあったんです。多分この旅の進行を支えてくださった多くの方々への感謝なんでしょうか。改めて文字に起こすと胡散臭さ半端ないですね。仙台港に到着する際も、現実に突き返される気持ちはおろか、すれ違う職員さん皆に頭下げてました。自ら組んだ旅程なのに自らが感動させられる、そんないい意味で自爆した旅となったのは今回が初めてです。これは何度も想定していない出会いがあったからかもしれません。あの後所用で一旦サークルの部室に寄ったものの、その後自宅に着いてもしばらく数日間「あ~~行ってよかった~」等と余韻に浸ったのも確実にこれが初めてです。

    旅費に関して、恥ずかしながらバイトしている暇が無いのもあり実質親負担ということになってます。本当なら金欠して生じた余剰金は返還するのが道理といったとこなのでしょうが、毎回事前了承は得ている上に特に今回の旅のモチベーションは崩壊寸前だった心身の維持だったわけですし、多少は大目に見てもらいたいです。

    というわけで記事を終えます。ここまでお読みくださいまして、本当にありがとうございました。次回があったらまたよろしくお願いします。

3. よくあるご質問集

Q1. 今までで一番ヤバかった旅程崩壊は?
A1. 2018年2月の豪雪による突然の運休が何度も起こり、最終的に接続する終電を逃したこと。

Q2. その時はどうしたの?
A2. 駅員さんに相談したら迂回ルートの新幹線を無料で使わせてくれました。本当に感謝。

Q3. ちなみに今までの旅費って合計いくら?
A3. 50万はギリ行ってんかなぁ…100万は2年間の学費になっちゃうし流石にそれはないと信じたい。

Q4. その旅費どこから出してんの?
A4. ほぼバイトしていないため大半は仕送りの金欠分です(一時期は煎餅とレタスで生きてました)。

Q5. ちなみに本当にDTMer引退したんですか?
A5. 最近26kのオケ音源買いました。ストリングスがダイナミックでいいですね

(完)

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