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パレードに参加する代わりに En Vez de Participar en el Desfile

ここ数年、日本での「死者の日」の認知を進める先頭を走るべく、僕は首都圏での関連イベントに積極的に出席してきた。顔を白く塗ってから電車に乗って出かけるなどお手のものだ。

でも、さすがに今年はそういうわけにもいかない。死者の日のパレードやパーティに出たら、感染症にかかって死者に限りなく近い状態になったりしたらシャレにもならない。幸いに旧知のダンサー、シルビア・ルバルカバのグループが、当日に "Pan de Muertos" (死者の日のパン)を作る会を東京は東中野で開くと言う。僕としてはパレードに出る代わりのような気分で出かけた。

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上の写真、こねて丸めた土台に骨を3本(パンの大きさによっては2本)載せて最後に頭をつける。焼いたあとの完成品がバナーの写真だ。これと並行して "Sopes" (ソペス)も作る。厚め・小さめのトルティージャのような台に材料をお好みで載せて、完成品が下の写真だ。小さいが結構ボリュームがあって、1人に割り当てられた4枚を食べれば晩ごはんとしては十分な量だった。

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40人ほどの参加者はほとんどがメキシコ人か、日本人でもメキシコ人の親戚がほとんどで、「100%日本人」は僕を含めて5人ぐらいだったと思う。料理会の段取りは、ちゃっちゃと始まるわけでなし、誰かがガッツリ仕切るわけでもなし、何時にどの料理ができることを目標にするでもなしと、当然メキシコ的(^_^;) それでもどこか懐かしい感じがしたのはなぜなんだろう。

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