シチリアにしひがし         シチリアの遺跡を訪ねて一人旅    9.10

シチリア通信その19 美味しい食事2                「美味しいことも体験を 原動力は好奇心」
       でも、サイフにやさしいお店がなければやっぱり・・・・
 以前も触れましたが、シラクサで出会ったご夫婦は、南イタリアの食事は安くておいしいと、毎年訪れていると話していました。
 当時の私は、観光のためにお金を使う‼食べ物は簡単なもの‼日本からカップラーメンやおかゆ、カロリーメイトなどをわざわざ持参していました。
 イタリア料理は、高価なので美味しいというイメージしかありませんでした。
 スローフード運動を進めている美食の国に大変失礼ですよね。
 せっかく美味しい食べ物があるのにと妻から変人扱いされても、価値観の違いとあっさり返していたのでした。
 そんな一人旅でしたが、観光地で楽しそうに食事をしている姿を見るにつけうらやましく思いましたし、朝食で食べるパン、チーズ、ハムなど、素直においしいと思えていたのでした。
 一人旅ながらも、イタリア語でのあいさつや、つたない英語で会話すること、おいしい食事場所を教えてもらうことも。
 今まで考え方が間違っているのではと考えるようになりました。古い歴史だけでなく、あちこち見て回っているうち、今そこに住んでいる人たちの姿も体験し、「美味しいことも体験してよいのでは」と考えました。
 毎年の積み重ねが私の考え方を変えてくれました。経験は人を変えてくれると実感しました。
 同時に私の好奇心が勝ったと思いました。やっぱり原動力は好奇心なのですね。
 それらのことを写真で紹介します
<トラパ二その1 バディア・ヌーバ・レディデンスの朝食は隣のレストランで>

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