見出し画像

子育ては子どもの人生を創造していく

オギャーと生まれたそのとき、びっくりするぐらいのエネルギーを持っています。大きな愛を持ち、自分に自信を持ち喜びを持って生まれてくる。

だんだん成長するにつれ、私たちは「諦める」という方法を覚えます。赤ちゃんは生まれるとき、諦めるということを知りません。もしかしたらお母さんや自分の命が危険にさらされるかもしれないけど、「すごく痛いし苦しいし、死んだら嫌だからやーめた」ってならないのです。絶対に諦めない。

生まれた後も寝返りできるように、お座りできるように、そして歩いていけるように、諦めずに挑戦していくのです。「転んだとき、すぐにママが抱っこしてくれなかったら嫌だし、痛いのムリだし、歩くなんてムリムリ。わたしになんて、できないかもしれないし。」とは思わず、成長していくのです。

この大きなな愛と、自信と力強いエネルギーを持った子ども達。子育ては、子どもの人生の創造過程だなと思います。生まれたときはみんな同じすごい存在。大人になるにつれ、個性や遺伝もありますが、様々な大人へと成長していきます。

元々能力の高い赤ちゃん。この赤ちゃんの可能性をもっと生かしていくには、どうやって過ごそうかな?という視点で子育てすると、おもしろいと思います。

やや?捻くれていた私は、お産に立ち会う度に赤ちゃんの凄さと神秘に触れ、私も毎回、生まれ変わっているような感覚に陥っていました。だから、お産は責任感もすごく伴いますが、どこかまた、立ち会いたいと思ってしまう不思議なパワーがあるのです。

子ども達を見ると、私はかなわないなぁ、こんなにパワーないし自信ないし、めんどくさがりだし、諦めるのなんて秒の速さだもんね!と、思っています。

元々すごいのに、本当に関わり方で可能性ってどんどん広がっていきます。親が全部、ちゃんとしないといけないと考えてしまいがちですが、赤ちゃんの特徴を知っていると、その「ちゃんと」という概念はなくなります。もちろん乳汁を与える、沐浴して清潔を保つ、オムツを替えるなど、生き延びていくための養育は必須です。

犬やネコは、産後うつになったり虐待をするということはほとんどありません。ではなぜ、人間はこんなにも多く起こるのでしょう?それは、犬は犬の育て方、ネコはネコの育て方を本能的にわかっているのに、「人間は人間の育て方がわからなくなっているから」です。

戦後から、代々と子育ての知恵を受けついでいくことはなくなってきました。病院出産に移行し、地域で育てることもなくなりました。そして、戦後アメリカから入ってきた考え方なども含め、子育ての間違った情報も流れ始めました。さらに便利になりすぎてしまい、赤ちゃんのことは、赤ちゃんの様子を見たらお母さんはわかる能力を持っているのですが、赤ちゃんをよく観察する前に、ネットに聞くことが多くなってきています。

実は女性は産んだあと、赤ちゃんが何を欲しているかわかる能力が出てくるのです。よく、泣くだけだから分からないと聞きますが、実は分かる能力を持っているのですね。犬やネコは、この能力を存分に発揮していると思います。「赤ちゃんのことが分かる能力持っているんだよ」ということを知っておけば、赤ちゃんを観察するようになると思いますし、ちょっとまた違った視点に立てるかもしれません。

人間には人間の特徴があり、人間の育て方というのがあります。また別の記事で、ご紹介したいと思います!