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盛岡グルメ②

私の好きな盛岡のお店を勝手に紹介するシリーズ、第2弾です。

2店舗目はこちら。

『ワインバー アッカトーネ』

いわゆる旧市街エリアを流れる中津川。3つある重要な橋の内、真ん中の中ノ橋(ナカノハシ)のエリア。岩手銀行赤レンガ館(旧盛岡銀行)の交差点から南西方向へ進んだ左手、そっと佇む建物の2階。扉を開けて階段を登ったら、26周年を迎えた地元密着型ワインバーにたどり着く。
まずはオーナーソムリエの松田宰(つかさ)さん。
穏やかな物腰ながら流石のソムリエ、ワインの話は地質の話へ。その語り口も相まって大地に根差す葡萄の木に、根に、水に、繋がっていく。

ミタケオアシン、という言葉を思い出す。

全ては繋がっている。というネイティヴアメリカンの言葉。
『自分に関わるすべてのものに幸福を』という解釈もあるようだが、目の前にある一杯のワインが、様々な意思や意識を超えて繋がっていき、どこか深いところまでズッ・・と引きずられるような錯覚。ああそうか、自分も世界の一部なのか。太古から今まで続く、壮大なうねりの中のほんの一粒なのだ。真理の扉だ。と思う。

そんな不思議な世界を体感できる松田ワールド。

そしてこちらも絶品、田山シェフのお料理。思わず唸る、もはや作品。
どこが、という話ではなく、松田セレクトのワインと田山シェフのあの塩の一振りが、口の中に宇宙を作り出す感じ。魚介のクリームリゾット、パリパリの薄焼きピザ・タルトフランベ、その日のパスタも。いやもう、何だって大当たり。

こちらは先日の春スペシャル。

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この蕗は・・・こんな味だっけ・・?この絶妙な味は一体・・・

そこでワインを一口。

宇宙だ・・!

なんて些細なことで悩んでたのか。今目の前にあるワインとご飯が美味しくて、何を悩むことがあったのか。

何よりも効果的な精神安定剤であり、この笑顔が見られるならまた行きたい。

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ワインバーながらも気軽に入っていけ、ワイン初心者からベテランまでを受け入れてくれる懐の広さ、酔う為じゃないお酒を存分に味わえ、心もお腹も満たされる盛岡きってのワインバー。

日常の気軽な一杯から大事な日の豪華な夜まで、その対応力の高さで宇宙へと誘ってくれる空間へ、是非。


ワインバー アッカトーネ
岩手県盛岡市中ノ橋通1−5−2−2F

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