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お昼寝へのハードル

私が朝早くに目覚めると
ほどなくして、息子も起きてきます。
まだ、朝の5時。

「そんなに早く起きて、平気?」ときくと、
「そうしたら、お昼寝出来るかもしれないから」と
ぽつり。

保育園に入って2週間、
少しずつ馴染んできたものの
眠れないお昼寝の時間は
苦痛なようです。

保育園に勤めたことのある友人に
そのことを相談した時、
「お昼寝を一緒にすることは、
一緒に銭湯に行くくらいの心理的な
ハードルがあるかもしれないよ」と
教えていただきました。

他人と一緒にお風呂に入るのが
嫌いな私は、
「それは…なかなかに
高いハードルじゃないか!」と
すぐに納得したのですが
息子のハードルはどうなのでしょう。

大きなホールにずらりと並ぶ
60枚のお布団を想像すると、
どんなにお友達と遊んで
身体が疲れていたとしても
心がしっかり緩んでいないと
眠ることは難しいのかもしれません。

息子にとって
所在なげに寝返りをうちつつ
過ごす2時間は
本当は遊ぶことで使いたいはず。

いつも帰り道に
「今日も眠れなかった…」という息子に
「そっかぁ…そうしたら、
本当はどうしたい?」といった
問いかけを繰り返しました。

すると今朝、受け渡しの際に
息子が先生へ
「お昼寝出来ないのが、つらい」と
涙と共に
正直な自分の気持ちを口にしました。

先生は息子を
ぎゅっと抱きしめながら、
「言葉にしてくれて、ありがとう。
何が嫌なのかわかったら、
先生、あなたを守れるから助かるよ」と
言ってくださいました。

同じようなことは
体力のついてきた
年長さんにもあるようで
保育園側も現在
「お昼寝しない場合」への
対応を検討しているそうです。

その一方で
「お昼寝が必要な子」もいるので
色んな子供への配慮が必要な
保育園の大変さを垣間見る
機会にもなりました。

まだこれから1年以上続く
保育園生活とお昼寝時間。

息子を信じ、
園の対応を信じ
そして自分を信じて
息子との対話を続けながら
見守りたいと思います。


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