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不妊治療

自費診療による不妊治療


【凍結卵子保管料】
採取した卵子のうち、凍結可能な卵子を卵子凍結する
卵子は3個ずつ容器に保管され、容器単位で融解できる
保管料は容器の数と保管期間により料金が変わる
凍結卵子の保管開始日は採卵または培養後に凍結保存を開始した日となる
保管料 10,000円~15,000円/月間
手数料 4,400円

凍結卵子を使って妊娠する方法

①顕微授精 : 卵子融解 ー DNA良好精子の選別 ー 卵子へ注入
②体外受精 : 受精卵 ー 培養 ー 5~6日目の胚(胚盤胞)移植

胚盤胞移植の流れ
月経開始2日目 ホルモン(エストロゲン)補充
12日目 来院
13日目 卵子融解+精子が必要・・・①
18日目 受精卵(胚盤胞)移植・・・②
妊娠率は何歳の凍結卵子を使用したか、精子の質などにより差が出るが
当方37歳の卵子の場合、胚移植の成功率は平均39%

【凍結卵子概算見積】
卵子融解  基本料1万円+融解した容器の数
顕微授精  基本料5万円(5個毎)+卵子の数
受精卵凍結 基本料2.8万円+(4,000円×受精卵の数)
受精卵(胚)凍結保管料 1,100円/月間
前納金   30万円を事前に振り込んでから卵子融解ができる

人工授精
女性の排卵時期に合わせ、洗浄濃縮したパートナーの精子を子宮内に注入する方法
精子や性交渉に問題がある場合や性交渉自体が無い人に有効
人工授精の流れ
排卵日(もしくは前日) 精子を採取・・・自宅or院内で採精
排卵日 女性は超音波検査、洗浄濃縮した精子を卵管へ注入
それ以降の受精、着床、妊娠は自然妊娠と変わりません
4~6回で90%の方が妊娠に成功する
この回数を目安に体外受精を検討される方が多い

【人工授精にかかる費用概算】
人工授精実施日までの診察料 3,000円前後
人工授精 22,000円
注射代 1,000円
お薬(ルティナス)9,295円/箱

タイミング療法

子宮と血液検査の上、排卵時期を予想したのち妊娠可能時期に性交渉をもつ
タイミング療法流れ
月経開始5日目   ホルモン剤(セキソビット錠100㎎)毎食後1錠/5日分
月経11日、12日目 超音波検査 排卵36~40時間前にあたる
月経13日、14日目 性交渉をもつ
14日目(排卵日)以降 黄体補充療法 着床環境を整える黄体ホルモン注射等
28日目(生理予定開始日) 生理が来ない場合、妊娠判定を行う

セキソビット詳細引用
シクロフェニル製剤(商品名;セキソビッド)は性機能中枢である視床下部に作用してゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)の分泌を高め、最終的に下垂体からの黄体化ホルモン(LH)および卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を促進する。
副作用として多胎妊娠(ふたご)の可能性がある。

保険適応内の不妊治療

体外受精
採卵手術により排卵直前に体内から取り出した卵子を体外で精子と受精させる治療法
2022年4月より不妊治療の保険適応が拡大、体外受精の基本治療が保険診療となる。※実質3割負担
それ以前の体外受精は自費診療だったため、70万円前後必要だった。
39歳までに体外受精含む不妊治療を開始した場合、胚移植6回まで保険適応
40歳~42歳までに体外受精含む不妊治療を開始した場合、胚移植3回まで

【体外受精料金】※保険適応
採卵  10~15万円
移植  15万円
 計  30万円程度

※掲載している料金は当方が受診したクリニックでの費用のため、参考程度にお考え下さい


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