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適応障害と診断されるまで ~その3~

その1その2からの続きです。

1.止まらない集中力低下

仕事中は、とにかくビクビクしていたように思います。
それでも、仕事が遅くならないように頑張っていたつもりでした。
しかし、2021年1月13日に左手親指を削いでしまいました
何故こんなところを?といった感じです。
まさに集中力が低下していたんだと思います。
全然出血が止まりません。
それでも、作業を続けるべく傷口に絆創膏を貼り、ペーパータオルで包み、食材に血液が付着してはいけないので使い捨て手袋をはめ、外れないように手首にテープを巻きつけました。
これだけのことをしているのに、ボス(正規職員)はひと事も発することなく、黙々と作業を続けていました
ああ、きっとこの人は私が目の前で指を落としても、少しも気にしないんだろうなと思いました。

指を落としていたかもしれないという恐怖で、この日は自宅で夕飯の支度をするのがとてもとても辛かったです。
この出来事で、自分の身に起きているであろう異変を何とかしなくてはと思い、メンタルクリニックを探すことにしました。
翌日(1月14日)は休み、この時点で近い日にちで予約出来るメンタルクリニックを見つけ、予約しました。
余談ですが、メンタルクリニックはどこも予約制、そしてその予約が1~2週間後、病院によっては1ヶ月も先になったり…。
調子悪い場合、今すぐにでも診てほしいのに…。

2.とりあえず退職の意思を園長に伝える

たった一日の休日では心休まることはなく、出勤日(1月15日)を迎えました。
集中力の低下は止まることなく、また指を怪我しました(たいした傷ではありませんでしたが…)。
もちろん、ボスは無視です
自分が怪我をするだけならともかく、このままだといつか異物混入(何なら私の指の肉入り)やら、アレルギー誤食などの大事故を起こすかもしれない…。
皆の大切な食を預かっている身なのに、こんなことではいけない…。
辛さと恐怖でおかしくなりそうでした。

この日の夕方、園長が改めて意思確認ということで面談してくださいました。
辞めたい意思は変わらない、現状今月いっぱい持つかもわからないメンタルで、明日(1月16日)メンタルクリニックを受診する旨伝えました。
受診結果は、メールで伝えることになりました。
また、面談時に一番辛いのはボスと仕事することだと正直に話しました。

3.メンタルクリニック受診

2021年1月16日、メンタルクリニック(心療内科)を受診しました。
この手の病院に来たのは人生初だったので、かなり緊張していましたが、先生達はゆっくり話を聞いてくださいました。
そして、診断名は予想していた通り「適応障害」とのこと、とりあえず2週間程休むようにとのことでした。
そして、人生初の抗不安薬(ロフラゼプ酸エチル錠)を処方され、服用することになりました。

園長には、診断名そして2週間程休むようにとの診断書をもらった旨メールで伝えました。
あっさりと「月曜日から休むように」との返事をいただきましたが、休んでいいものか悩んでいる旨返信しました。
何より、私から調理の二人に休職することを報告するのが苦痛でした。
園長にその旨を伝えたら、報告してくださることになりました。

4.休職することになりました

翌日(日曜日だったので、正確にはその翌日)から休職することになりました。
園長から調理の二人に報告していただけることになりましたが、きっと「何で自分からLINEなり電話なりしてこないんだ?」とか「社会人として常識がない!」と、また思われたことでしょう…。
診断書をもらって「とりあえず、あの地獄に行かなくていいんだ」と安心もしましたが、「もう二度とあそこには行けない」という不安な気持ちの方が勝りました…。
自分はこの先、どうなるのか……。


こうして、適応障害の診断を受け、休職することになりました。
次回は休職期間中のことをまとめたいと思います。

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