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鹿児島県庁18階 整備への道 #003 EAT LOCAL KAGOSHIMA

2021年12月1日。いよいよ鹿児島県庁18階の工事が始まりました。

2022年3月いっぱいまで18階は一般の方の立ち入りができなくなっております。ご注意ください。

工事の安全と、このコワーキングスペースを起点とした鹿児島のさらなる発展を願い、関係者の皆様にお集まりいただき、祈願祭を執り行うことができました。

さて、今日は4月以降のこのフロアの使い方について「食」という観点から構想をお話ししたいと思います。

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桜島側の小さなキッチンスペース

桜島側スペースの、11月まで自動販売機が設置されていたスペースは、小さなキッチン(販売のための調理はできません)が作られる予定です。

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(パースはイメージです)

このキッチンの用途は主に2つ。
一つ目は、県内の事業者さんたちのポップアップショップ。鹿児島県の食材を使ったお菓子やパン、お弁当、ドリンクなどのPRの場として活用していただく予定です。県庁には2000人を超える職員の皆さんや、県議会、県警の皆さん、そして県庁を訪れる県民の皆さんなど、たくさんの鹿児島愛溢れる方々がいらっしゃいます。その方たちが、県内の事業者さんたちの作るおいしいものを食べて、ますます鹿児島の魅力を感じる場になるといいなと思いますし、私たちがそれらの事業者さんたちのことを一緒に発信していくことで新たなファンの獲得につながるとステキだなと思っています。
※ 使用料金や出店のための規定などは現在協議中です

2つ目は、県内の事業者さんたちが県の農林水産品を使った新商品などをお披露目をするための場としての活用。

その他にも、私たちSELFが企画や開発のお手伝いをした商品やスタートアップ(事業承継を含む)店舗のマーケティングやチャレンジショップの場として活用したり、食材を持ち寄って学生も大人も垣根なく鹿児島の未来を語るゆるやかな会の軽食などを準備する場として活用したいと思っています。

SELFには、自らも事業主としてさまざまな商品開発や販路開拓を行ってきたプロフェッショナルがたくさんいます。県内の農林水産品の6次化のための試作や販路開拓のお手伝いなども行っていく予定です。

旧レストランの厨房スペースの活用

一般の立ち入りはできませんが、実は県庁18階には立派な厨房スペースがあります(もともとレストランの厨房だったスペースです)。

ここは、SELF代表理事の一人である古川が運営する そらのまち総菜店日当山無垢食堂 が連携して鹿児島の旬の農林水産品をふんだんに使ったお弁当の製造販売を行う予定でいます。

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なんだ。ただの弁当屋か、、、。と思うことなかれ。そらのまち総菜店・日当山無垢食堂の強みは、鹿児島の生産者さんたちとの直接のつながりがたくさんあること。これまで鹿児島市(総菜店)、霧島市(無垢食堂)という限られた範囲でやっていた農家さんたちとの取り組みを、来年4月からは県下全域に範囲を広げて大きなネットワークを作っていきたいのです。

EAT LOCAL KAGOSHIMA

最終的なゴールは、県内の飲食店やホテル、家庭でもっともっと県内の農林水産品を買い支える風土、旬の地元食材を楽しむ土壌ができること。

そのために、県庁や県内の市町村、生産者さんたち、料理人の皆さんたちと協力し合いながらたくさんの横のつながりを作っていこうと思っています。

まずは、これまで私たちがしてきたように県内の生産者の皆さんたちと連携しながら、旬の食材をたっぷり詰め込んだお弁当を毎日作る。それを県庁の職員の皆さんや県庁にいらっしゃった皆さんに食べていただき、鹿児島の旬の食材の美味しさをリアルに感じていただきます。

それらを私たちが毎日SNSで発信しながら、たくさんの皆さんに今鹿児島県内でどんな食材が生産されているのか、どうやって食べたらおいしいのか(レシピ)、どんなステキな生産者さんたちがいらっしゃるかなどを知っていただく。

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さらには、それらの食材を使いたい料理人の皆さんと生産者さんたちをお繋ぎしていく。あるいはそれらが買える県内の販売所などをご紹介していく。時には料理人と生産者が共に集い、おいしい食べ方やこれからの食のあり方について考える場などもデザインしていきたいと思います。

より持続可能な鹿児島の食のあり方について、県庁のこの場を起点に食に関わるさまざまな方がゆるやかに繋がり、和やかに高めあえるような場になっていくといいなと思います。

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