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鹿児島県庁18階 整備への道 #004 「鑿窓啓牖(さくそうけいゆう)」

1月12日。ついに鹿児島県庁18階のリニューアル工事が始まりました。4月のオープンに向けて、これからいろんなことが急ピッチで進んでいきます。

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鑿窓啓牖(さくそうけいゆう)

18階全体の愛称は「かごゆいテラス」という名前に決まったようですが、私たちSELFが運営する有料会員専用のワークラウンジの名前も先日決めることができました。

「窓 SOUU」

窓と書いて「そう」と読みます。鑿窓啓牖(さくそうけいゆう)という四字熟語があり、

・鑿:穴をあける
・窓:まど
・啓:閉じたものをあける
・牖:まど

つまり、窓のない壁に穴を開けて窓を作り、閉じている窓も開けて外の空気や光を取り入れるという意味。様々な考え方に学んで、見識を広めることの喩えなのだそうです。

県庁18階の整備事業の実施要領にあった「桜島と錦江湾を一望できる県庁18階に強く新しい風が吹く。若者,女性,地域を巻き込む風」というコンセプトにきれいに回帰できる良い名前が決まったのではないかと思います。

ちなみに、SOUUのUUはWを表しており、英語のsow:種を撒く という意味も含んでいます。

あらためて基本コンセプトに立ち返る

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コワーキングスペースを起点に,アジャイルワーキング,スタートアップ,
そしてイノベーションを加速させます。
人と情報をつなぐイノベーションハブ。

毎週のように県とも協議をしながら、上記を実現すべくこの18階フロアのデザイン(建築的な意味ではなく)を考えていますが、ただ単に鹿児島県にコワーキングスペースが1つ増えましたということで終わらせず、イノベーションを起こすためにも、ここでやる意味、ここがやる意味をしっかり考えてみる必要があると思います。

北海道に次いで農業生産額全国2位の鹿児島。畜産、水産、農業など、日本あるいはアジアの食糧供給基地としての役割は大きく、また同時に後継者問題などの人手の問題や温暖化などの環境対策、ブランディング、DXなどなど様々な課題も多く存在しています。

そういう意味で、このSOUUでは特に「食」に関するスタートアップやイノベーションなどに注力して様々な仕組みをデザインしていければと思います。

告知!

2月に18階の運営のためのクラウドファンディングの開催を予定しています。

官民が一体となって作っていくこの18階、そしてここ18階を起点として立ち上がっていくであろう様々なイノベーションをぜひとも一緒に応援してください。



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