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自己肯定感を低下させる固定観念とは

固定観念とは

自己肯定感が低い人と高い人の違いはなんでしょうか。

それは、その人が持っている固定観念が大きく影響しています。
ですので、自己肯定感を高めるためには固定観念に気づくことが必要となります。

では、固定観念とはなんでしょうか。
ざっと考えてみてください。

・男性は強くなくてはならない。
・女性は優しくなくてはならない。
・人さまに迷惑を掛けてはいけない。
・人前で弱音を吐いてはいけない。
・老人は労わらなければならい。
・陰口をたたいてはいけない。
・ルールは守らなければならない。
・失敗リスクはなるべく避けなければならない。

これらは固定観念の一例ですが、人によって共感できるものもあれば、これは違うと思うものもあったかもしれません。
固定観念は私たちが今まで生きてきた経験によって少しづつ形成されてきたもので、人さまざまです。
そして、それが常識あるいは真理であると考え、固定観念であるとは気づきづらいという側面があります。

では、自分の固定観念に気づくためにはどうすれば良いでしょうか。

固定観念に気づく

人の言動、行動から何か違和感を感じたら、そこに固定観念が隠されていることが多いです。
例えば「人さまに迷惑をかけてはいけない」という固定観念を持っている人は、いつも他人に迷惑をかけて平気な顔をしている人を見るとイラっとすると思います。何故、悪びれる様子もなく、その後ものうのうと人と接しているのだろうと。
人さまに迷惑をかけないことは素晴らしい事です。
しかし、人は生きている以上、他人に迷惑をかかけてしまうことはあり得ます。
つまり、「人さまに迷惑をかけてはいけない」=「常識」「真理」ではなく、=「固定観念」なのです。
他人の行動や言動に違和感を感じた時は、何が自分をそうさせるのかを考えてみてください。

不要な固定観念は捨てて心を軽くする

自分が生きてゆくなかで、少しずつゆっくりと形成されてきた固定観念を打破することは簡単ではありません。
しかし、今まで必要だったとしても、大人になった今となっては不要となっているものもあるかもしれません。
もしそれが自分を苦しめる原因となっているのであれば、そんなものはさっさと捨ててしまうべきです。
「人さまに迷惑をかけてはいけない」と信じている人は、自分が人さまに迷惑をかけてしまうと自己嫌悪に陥ります。
人さまに迷惑をかけてしまった自分を責め、さらに自己肯定感を低下させてしまうのです。
自分を苦しめている固定観念に気づき、適切な考え方に修正してゆきましょう。

「人さまに迷惑を掛けてはいけない。」という固定観念が自分を苦しめていると気づいたら、そんなものはさっさと捨ててしまいましょう。
そして、「場合によっては人さまに迷惑をかけてしまうこともある」「迷惑をかけたら、素直に謝るかお礼をする。」と捉え方を変えてみましょう。

そうすることで、人に迷惑をかけてしまった自分を許せるようになり、他人に対しても優しく接することができるようになるのです。

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