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1月までに見たい アニメ「ちはやふる」と競技かるたの世界

「ちはやふる」という作品があります。

『競技かるた』を題材にそれに取り組む少年少女達、さらには周りの大人達も含めての青春群像劇というような作品です。

原作は漫画で、その後アニメや実写映画にもなりました。

そのアニメ作品の方を最近また見返してまして、今回はその「ちはやふる」の魅力や競技かるたについて少し話せればと思います。


男性でも特に抵抗なく見れる少女漫画だと思う

「ちはやふる」は少女漫画です。そのため絵柄、特に男性キャラのデザインなんかはやっぱり「そっち」寄りです。

今は、「少年漫画だから」とか「少女漫画だから」とかで読んだり見るのをやめたりすることはほぼ無くなってきていると思います。女性でも少年漫画とか青年誌での男性ターゲットの漫画を普通に読むでしょうし(これはけっこう昔からか)、男性でも少女漫画を読むというのは昔に比べたら普通にあるんじゃないかと思います。

それでもやっぱり「ちょっと絵柄がな」とか「ストーリーがちょっと合わなくて…」と少女漫画を避けている男性の方もいるでしょう。

ですが、「ちはやふる」のアニメは男性でもそんなに抵抗なく見れる作品の一つではないかと思います。恋愛要素もあるといえばありますが、どちらかというと熱いスポーツ漫画のようなノリがあるからです。

主人公の少女・千早に恋愛どうこうよりむしろかるたに傾倒しているような性格で、ハッキリとした目標を持って競技かるたに取り組んでいるからです。

有名なサッカー漫画「キャプテン翼」で主人公の翼くんが、
「サッカーは俺の夢だ!」
「全日本をワールドカップで優勝させる!」
なんていうことを物語の序盤から言っていましたが、ちょうどあんな感じでしょうかね。


競技かるたはバトル

「かるたって大人しくてそんなに動きのないものじゃないの?」

お正月などに遊ぶ普通のかるたや百人一首を想像すると、そんな意見も出るでしょう。ですが、競技かるたは実際に見てもらえれば分かりますが、激しいスポーツです。

競技かるたを見たことのない方は、試しにYoutubeなどで「競技かるた」で検索して出てくる動画を見てみてください。

これは早送り映像などではありませんよ(笑)。


見ているうちに競技かるたや百人一首に興味をもつ

最初に見始めたときには競技かるたのルールは分からないと思います。

ですが、このアニメを見ているうちに自然と分かるようになってくると思います。専門用語などもいつの間にか覚えてしまっているのです。

昔は百人一首なんて、絵も地味だし意味の分からない詩が書いてあるしで、なんか見るのも面倒だったんですけど、このアニメを見た後だと、

「百人一首ほしいな…」

なんてことまで思ってしまうので困ったところです。


1月には名人位クイーン位決定戦がある

競技かるたでは男性での強さの称号として「名人」、女性での強さの称号として「クイーン」があります。どちらも日本一を表すものです。

「ちはやふる」の主人公・千早が目指しているのもこの「クイーン」です。

その名人位クイーン位決定戦が、毎年1月に近江神宮で開催されます。

動画配信サービス・ニコニコでもたまにLIVE配信などされているので、もしかしたら見たことのある方もいるのではないでしょうか。

来年(2022年)にそれがTV中継やネット配信されるかどうかは分かりませんが、今のこの時期に「ちはやふる」を見ておいてルールなどを理解していれば、配信などがあったときにより楽しめると思います。


学校対抗戦ってやっぱ燃えるよね

先に言ったように名人・クイーンというのは一人で狙うものです。個人戦です。

ですが、競技かるたには団体戦というものもあり、「ちはやふる」は高校生の部活動で取り組むかるたの様子も描かれるため、学校対抗の団体戦という場面も出てきます。

高校一位を目指して頑張る主人公や仲間たちの様子っていうのは、部活動漫画ではいわば王道なんですが、だからこそ見ていて楽しく熱くなれますね。

負けた選手のくやしさや仲間に対する想い、勝ったときの皆の喜び。

そういったところの“感情”がしっかり出ているのは、やっぱり少女漫画ならではかな、と思います。

選手だけでなく、各顧問の先生とかも良い味を出しているんですよね。

このあたりは実際に見てみてほしいな、と思います。


最後に

アニメ「ちはやふる」は現在3rdシーズンとなる「ちはやふる3」までが放送済となっています。

主だった動画配信サービスだと、dアニメストアでは1と2、Huluで1~3までが配信されています(2021年12月22日時点)。


まだ見たことのない人、いや見たことのある人でもぜひ見てみてください。そしてその競技かるたの世界に触れてみてください。

では、今回はここまで。

それでは、また。


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