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スクエニからまたサービス終了の発表 今後は「FF7」のスマホゲーム

スクエニ(スクウェア・エニックス)から、またゲームのサービス終了のお知らせが出されました。今度はあの「FF7」のスマホゲームです。


公式ページの説明文によると、以下のような内容になっています。

2021年11月17日(水)よりサービスを開始してから、より良いサービスを提供できるよう日々尽力して参りましたが、今後お客様にご満足いただけるサービスの提供が困難であるという結論に至りましたため、サービスの終了を決定いたしました。

「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」公式ページより

「ん~……?なんかどっかで見たような説明文だなぁ」と思ったのです。数週間前、同じくスクエニの「バビロンズフォール」というゲームのサービス終了の記事を書きましたが、たしかこのときの公式の発表文もこんな感じだったような……。

どうやらスクエニ、十分な利益が出そうにない部門に関しては早々にサービスを閉めて、その分のリソースを他へ割こうという考えのようですかね。「バビロンズフォール」は約1年、そして今回の「FF7 ザ ファーストソルジャー」は約1年2ヵ月でのサービス終了となります。

通常オンラインゲームやソシャゲというのものは「〇周年」という時期が一番盛り上がるものです。公式もそういう時期に合わせてイベントを組んだり、大型バージョンアップを予定していたりするもの。特にサービスが始まって最初の周年、「1周年記念」というのは本来はかなり盛り上がるはずのものなのですが、その時期にあえてサービスを終える。これはもうよほど利益が出なかったか、今後どう面白くしていくかのビジョンが全く見えて来なかったか……。


まぁ「FF7 ザ ファーストソルジャー」がユーザーに受けなかったのは、なんとなく分かるんですよ。

そもそも「FF7」の名を冠するのであれば、メインのユーザーには「FF7」のファンを想定してゲームを作るべきでした。しかしフタを開けてみれば、FPS要素がメインであり、FF的な部分はほんのちょっとの味付け程度。プレイヤーも「FPSガチ勢」の人が主で、「FF7が好きだからちょっとやってみよう」という感じの人たちが入っていけるわけもない。着せ替えでFF7のキャラに見た目を寄せることは出来ても、そもそもの顔やプロポーションが違うので、なんか変な感じにしかならない。

ということで、「FF7」が好きな人たちがやりたいゲームにはなっていなかったんですよね。「APEX」や「荒野行動」、その他ソシャゲ系でのFPSが流行ったことにより、たしかに昔よりはFPS人口というのは増加しました。ですが、

「FF7好きな人たちもFPSやっている人が多いだろう」

というのは、ちょっと考えが浅はかだったのではないかと思いますね。


今後もスクエニからはFF7系のゲームのリリースが控えています。また、オリジナルのゲームというのもたくさん出てくる予定になっています。これらのゲーム、果たしてユーザーに受け入れられるものになっているかどうか。

これまでのゲームの続編だけに頼らず、オリジナルのゲームをどんどんと出してきた最近のスクエニには、実はけっこう好感を持っております。サービス終了作品があり、なかなか追い風が吹かないかもしれませんが、個人的には頑張ってほしいと思います。


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