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イースの最新作が発表 “新しさ”は込められているだろうか

かつてはPCゲーム市場で「イース」や「ソーサリアン」、現代ではコンシューマで「〇〇の軌跡」シリーズを出していることで有名な日本ファルコムから、イースシリーズの最新作「イースX(10)-ノーディクス-」が2023年に発売されることが発表されました。

イースシリーズは、僕は子供の頃に友達の持っていたPCエンジン版の「イースI・II」を見せられたときに、そのインパクトの凄さから一気にファンになってしまい、それ以降ずっとナンバリングタイトルは遊んできました(残念ながら5とか遊べていないものもあるのですが……)。当時はそのスネ夫のような友達からPCエンジン本体ごとCD-ROM2を貸してもらい遊んだものです(※性格がスネ夫というわけではありません。その金持ちっぷりがスネ夫なのです。CD-ROM2は当時5万円以上しました。)。

そんなイースシリーズの最新作が出るということで期待をしているのですが……正直なところをいうと「う~ん、どうかな……」という気持ちもあります。


今のところ動画などはなく、ティザーサイトにある画像などで判断するしかないのですが、イース8とそんなに変わらないようにも見えてしまいます。パッと見のイメージですけどね。

イース8は周りを海に囲まれた島での物語でした。そして今回のイースX(以後、分かりやすいようにイース10と表記)は、「無数の島々が存在する北の海」が舞台とのこと。まぁちょっと似てるんですよね。

そもそも毎度毎度イースでは、船に乗って海を渡っていった先が新しい冒険の舞台となります。たぶんなんですけど、イースシリーズの世界は海が大半を占めていて、大陸があまり存在しないようなそんな感じなのではないかな、と思いますね。

これまでイースシリーズでは、「世界はこんな感じになっていますよ」という明確な地図は出てきていません。それは、タイトル毎に新しい舞台が作られるのでハッキリと地図を出してしまうと都合が悪いということと、主人公のアドルは冒険家であることから、まだ地図が出来ていないような未知の世界を旅しているということの方が良いから、なんでしょうね。

舞台の作りが少し似た感じになるのも仕方のないことなんでしょうか。


あとは戦闘システムです。イースは7以降、戦闘システムがそんなに大きく変わってはいません。「ギリギリで回避する」「ギリギリでガードする」ことでチャンスが生まれ、そこでラッシュをかける、という戦い方が主です。しかしこれも……さすがにそろそろワンパターンになってきてますね。

一応今回のイース10では、2つのキャラクターを同時に操って戦うというシステムが出てきているようですが、これによりどれだけ変化があるでしょうか。戦闘していて楽しくなるようなものだと良いのですが。


とりあえず新作発表が出たばかりというのに、今回は少し辛口になってしまったかもしれません。しかしそれも僕がイースというゲームに期待しているからなのです。

ファルコムという会社の作品は毎回とても作りが丁寧で、良く言えば「安定している」、悪く言えば「あまり変化が感じられない」というものになっています。

ですがそろそろ「新しいもの」も見せてほしいな、という気がします。イースの最新作は良い意味で裏切り、そういった「新しいもの」の片鱗でも感じられるものに仕上がっていると嬉しいですね。


今回はこのへんで。

それでは、また。


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