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たまには喫茶店で食事でも 今日は「喫茶店の日」

皆さんはチェーン店以外の喫茶店に入ることはありますでしょうか。僕はこれがほとんどありません。今住んでいる町にもなんかちょっと雰囲気のいい喫茶店はいくつかあるのですが、外からチラッと見るくらいで、中に入って食事をしたりコーヒーを飲んだりすることはありません。「いつか入ってみたいな」とは思っているのですが、なんかこう……今のところ実行できていません。

チェーン店にはない、こういうところでしか味わえないようなメニューもありそうで非常に興味はそそられているんですけどね。今年は行ってみようかな。うん、今年はそれを目標にしよう。


さて、本日4月13日は「喫茶店の日」です。日本初のコーヒー喫茶店と言われている「可否茶館(かひさかん)」の開店が1888年の4月13日だったことに由来するそうです。

ただしこの「可否茶館」、経営は決してうまくいってはいなかったようです。その原因は値段。コーヒー一杯が1銭5厘、牛乳入りコーヒー(今でいうカフェオレのようなものでしょうか)が2銭だったそうです。当時は盛りそば一杯が1銭だったということなので、今の価値基準でいうとだいたい600円~1,200円といったところでしょうか。

また、これに加えて「席料(バーでいうチャージ料)」も1銭以上取られていたようです。つまりコーヒー一杯飲もうと思ったら、1回に1,500円くらい払わなければいけなかったわけです。たしかにこれはちょっと高いですね。

当時は文明開化真っ盛り。新しいものやハイカラなものに触れたいと思う人は多くいたかもしれませんが、飲み物一杯に1,500円も払えるような人は……そうそういなかったでしょうね。

結果として「可否茶館」は3年もたずに閉店してしまったとか。まぁそれでも日本初の喫茶店であったことに替わりはないので、「喫茶店の日」の由来としてもその名は残り続けているわけです。

ちなみに「可否茶館」跡地というのが今でも東京上野に残っています。


「可否茶館」の名を持つ喫茶店が今でもある

この日本初の喫茶店「可否茶館」にちなんだ名を持つ喫茶店チェーンが今でもあります。それが「可否茶館 SINCE 1971」です。

こちらは北海道を中心に展開しているチェーン店となっており、オンラインショップでオリジナルブレンドのコーヒー豆なども売っています。


北海道に住んでいるか、旅行で行ったときくらいにしか行ける機会は無さそうですが、通販でこちらのコーヒーを味わってみるのも良いかもしれませんね。


今回取り上げた「喫茶店の日」、わりとマイナーな記念日かと思いきやSNS上ではけっこう盛り上がっているようです。喫茶店の公式アカウントはもちろん、それ以外でも「喫茶店の日」関連の投稿はいくつかあるようなので、よろしければそちらも見てみてください。知らなかった喫茶店も知れてなかなか面白いですよ。


では、今回はこのへんで。

それでは、また。

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