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「ドラクエ2」が発売された日 みんな苦しんだ“復活の呪文”

ファミコン時代のドラクエを知っている人には思い出深く、また忌まわしきパスワード「復活の呪文」に悩まされた方も多いと思われる「ドラゴンクエストII(2)」が発売されて36周年だそうです。

実は僕はこの「ドラゴンクエストII(以下、ドラクエ2と記す)」が人生で初めて遊んだドラクエになります。

「ドラゴンクエストというゲームが面白い」という噂は聞いていたものの当時はまだRPGというものがよく分かっておらず、自分で操作した感覚がダイレクトにキャラクターの動きに反映されるアクションゲームに興味の大半が向いていたので、「スーパーマリオ」だとか「悪魔城ドラキュラ」だとかそういったものをよく遊んでいました。そんなときに、

「もう遊ばないから貸してあげようか?」

と友達が貸してくれたのがこのドラクエ2なのです。どんなことでもファーストインパクトというものはかなり印象に残るもので、僕にとってはこのドラクエ2がRPGの、特にコマンド選択式RPGへの興味の扉を開いてくれた作品になります。


まず最初の名前入力画面から流れるキャッチ―なBGM。ドラクエ2をやったことのある方は知っていますね?そう、復活の呪文入力画面でも流れるあの「Love Song探して」です。

「さぁこれからドラクエやるぞ!」と楽しい冒険に想いを馳せつつも「ひょっとして……いや、まさかな……」と不安にもなるこの「復活の呪文」。なぜこんなことになるかと言うと、呪文の文字列を間違ってしまう可能性が高いからです。

毎回毎回注意深く確認し、なんだったら王様に複数回話しかけて別パターンの文字列もメモしたりしたものです。しかしこれが何故か間違えてしまう。2パターンの呪文をメモしておいて2パターンとも間違えてしまうともう絶望です。

今は本体HDDだとかメモリーカードにセーブしてそれで済んでしまうので、子供たちはこんな大変な思いをすることはないですね。仮にパスワード式だとしても、スマホでパシャッと撮ってしまえばそれで済むことですし……。


そしてドラクエ2といえば、サマルトリアの王子。一度分かってしまえばどうということのないイベントなのですが、特に最初にプレイしたときには出会うまでが大変。行く先々で、

「王子なら〇〇へ向かったぞ」
「あれ?途中で出会わなかった?」

と言われる始末。ちょっと離れた洞窟まで行って戻ってきた街中で

サマル「いやー、探しましたよ」

……じゃないよ!探したのはこっちだっつーの。

いますよね、待ち合わせ場所でじっとしていないで変にうろうろして時間通りに会えない人。もうそんな感じです。


他にもいろいろと思い出はあります。プレイした方ならよく分かると思います。今日はそんなドラクエ2の発売日ということで、ツイッター上でもそれぞれの思い出がツイートされております。

スマホアプリ「ドラゴンクエストけしケシ!」でも今日を記念して、ドラクエ2関連のイベントを行うようです。


ドラクエ2は古いゲームです。ですが、仲間が複数いる“パーティプレイ”というものが楽しめたRPGとしては最初期のものになります(PCゲームではウィザードリィなどたくさん出てましたが)。

プレイしたことの無い人にはぜひファミコン版の「復活の呪文」入力ありのものを遊んでみてほしいですね。ちょっと遊ぶためのハードルは高くなりますが。

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