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これは私の言葉ではなく、私が懇意にしている治療院の先生の言葉なのですが、とても感銘を受けたので紹介したいと思いました。
私自身の仕事も一種の「癒し」なのですが、どうしてもクライアントさんからの相談内容に関して「理由」「原因」を探そうとすることが多くなります。
もちろん、物事には何でも原因はあるので、それを見つけ出すことは解決策の一つにはなります。でも、原因というのはすべて過去を見つめなおす作業にはなるので、前向きとは言えないでしょう。

先生の言葉によると、治療に来られる方でも、例えば腰痛を持っている人がいたとして、
Aさんは「腰痛の原因を探って二度とならないようにしたい」と言います。でも、Bさんは「将来ダンスを踊りたいので腰痛を治したい」と言います。
こういう場合、Aさんももちろん治療できますが、Bさんのような取り組み方や考え方をしている人のほうが明らかに治療の効率がいいそうなんです。

占いも、「未来に幸せになりたい」からこそ今を改善したいわけです。
その意味で、将来のビジョン、希望的観測をあらかじめ持っている人のほうが幸せになりやすいということなのです。

つまりそういう意味で未来を見据えた人にフォーカスしていくことが私たちのような「癒し」に携わる人間にとっても大事だということなのです。

単に過去がこうだったから二度と同じ過ちを繰り返したくないというのも心情的にはもっともなことなのですが、未来の良いイメージをして、そこに向けて今の在り方を指南する方が確かに前向きな気がします。

占いは未来予測ですが、相談者さん自身も、未来のビジョンを持っておくことはやはりとても大事なんだろうなと気付かされました。

私自身、どうしても過去の事例を振り返ってそこから未来を観ていくことが多いのですが、過ぎ去ったことはもう、戻らないし、そこにばかりフォーカスしても良くないなと思います。
もちろん、過去の出来事によってトラウマが生まれたり、どうしても考え方の癖とか思い込みなどはできてしまいますからそこは修正しなければならないと思います。
でも、まずはその人が将来どうなりたいのか、どんな未来を想像するのかということを見ていく必要性はかなりあるなと感じたのです。

同じ失敗を二度と繰り返したくないというのと、一度失敗したのだからもう失敗しないという考え方だと意味的には同じですが、後者の方がやはり前向きです。
良く、物事は思った通りになると言いますがこれはすべてにおいてのことであって、例えば「病気になったらどうしよう」というような危機感にばかりフォーカスしているとホントに病気になってしまいます。
でも、「楽しい約束があるから絶対に病気などしない」と思っていたら絶対にしないものなのです。
「お金がない」というとそこにシフトするのでお金がないままですが「お金がある」と思うことで本当にはお金はないけれど、お金のほうからやってきます。

とはいえ、プラス志向というのは案外簡単ではなく、人はどうしても心配することで、そうならなかったら安心するという安心材料にする傾向があります。
いい未来ばかり思い浮かべてもそうならなかったときの落胆は大きいのです。
それでも、幸せになりたくない人などいません。
それ自体未来が今以上に良くなることをみんな想定しているわけです。
だったら「不幸になったらどうしよう~」などというありもしないことを心配するより「絶対に幸せになる」と思う方が精神衛生上いいに決まっています。
きっとその人の表情も変わるので、先の治療で言えば絶対によくなるわけです。

私も今少し腰痛があるのですが、来月とても楽しみにしているイベントがあるので、そこにフォーカスしていますから、毎日家でできる簡単なストレッチなどをして腰痛が慢性化しないようにしようと思います。

癒しは未来からやってくる

なかなかいい言葉だと思いませんか?

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