ホームドラマの宝庫

今回は名作ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』について紹介します。

「わたおに」としての愛称でもお馴染みの同作は約20年ほど続いたシリーズです。

言わずもがな脚本は橋田寿賀子先生、プロデューサーは石井ふく子さん

残念ながら橋田さんがお亡くなりになって、石井プロデューサーから放送終了との発表がありました。

同作は、岡倉家の父・大吉と母・節子、その間に生まれた5人姉妹のお話。

ホームドラマです。

ドラマ好きの私から見ても、TBSはホームドラマの宝庫です。

『七人の孫』、『肝っ玉母ちゃん』、『ありがとう』、『時間ですよ』、『ムー一族』、『寺内貫太郎一家』、『セカンドチャンス』、『ダブル・キッチン』、『夫婦道』、『とんび』
田村正和パパシリーズ(※執筆者が名付けているだけ)『パパとなっちゃん』『パパはニュースキャスター』、『オヤジぃ。』『おとうさん』『夫婦』『誰よりもママを愛す』などなど

連続ドラマとして放送される以前の単発時代の日曜劇場ドラマの数々。

さらには、昼ドラ「愛の劇場」では『天までとどけ』や『大好き!五つ子』など数々のホームドラマをこの世に送ってきた。


現在は、新しい家族の形を描くホームドラマとして『♯家族募集します』が放送中。


その中でも国民的ドラマとして愛され、愛され続けるでしょう『渡る世間は鬼ばかり』。

当初の主演は大吉役の藤岡琢也(後に宇津井健)さん、節子役の山岡久乃さんでした。(クレジットでは回毎に異なる)
劇中で節子が海外旅行先で死亡した第4シリーズから、現在のように次女・五月役の泉ピン子さんとなりました。それからは五月の嫁ぎ先である小島家が営む中華店「幸楽」をメイン舞台に、父・大吉と五月の姉妹たちの物語へとなりました。
また、シリーズを追うごとに五月の子供・愛と眞も大人へと成長して、反抗期や恋愛、結婚なども描かれてきました。

同作には、今や名を知らない人はいない東山紀之さん、奥貫薫さん、唐沢寿明さん、香川照之さん、伊藤淳史さん、上戸彩さん、坂上忍さんなどなどがご出演していたり、

また、山岡久乃さんをはじめ、多くのお母さん女優がご出演しておりました。
杉村春子さん、赤木春江さん、森光子さん、池内淳子さん、杉山とく子さん、野村昭子さん、石野真子さん、草笛光子さん、渡辺美佐子さん、京唄子さんなど

ほかにも、淡島千景さん、坂口良子さん、愛川欽也さんなど今は亡き名女優、名俳優さんもご出演されてきた歴史あるドラマでもあるんですよね。


全シリーズ、全スペシャル、全話見てきた私は、やはり第1シリーズから第3シリーズまでの大吉と節子のシーンが大好きです。
ほかにも五月の息子・眞(えなりかずき)の成長過程もよく、母をいびる祖母・キミ(赤木春江)に対して時々反論したり、五月の小姑の子・眞の従弟でもある隆の中学お受験の話は今でもウルっと来る。
隆の母・邦子が愛する余命幾ばくもない立石という男を心配するがあまり、お受験に受からなかった隆。一つ屋根の下に住む眞もお受験をサボり気味だった隆を励ますためにお受験をしていたが、期待されていた隆と違って全くと言っていいほど期待されていなかった眞だけが合格してしまう。
お姑を前に複雑な五月、一方で喜ぶ父の勇。
しかし、眞は私立の学校には行かないという。
あれだけ勉強して、試験に集中できないぐらい立石を心配するような優しい心を持った隆をたった一日の試験で、何がわかるんだと。
そんな隆の努力、優しさをわからない学校になんてこっちから願い下げだ。
という、お話なのだが、シリーズを通して眞の成長には驚きと感動さえもあったり・・・。


好き過ぎて長文になりましたが、若い方にも一度でもいいので橋田寿賀子先生の作品に触れて欲しいですね。

ちなみに私は平成5年生まれの28歳です。
同作を好きになったのは高校生からです。
おばちゃんが見るものという偏見もあって、抵抗がありましたが、一度見たらドはまり!!(笑)

そして、上記にも言いましたがドラマといえばTBS。TBSドラマと言えばホームドラマです。
橋田寿賀子先生が手掛けるドラマ以外にもたくさんのホームドラマがあります。

コロナ渦で外出が難しい今!是非、この機会に!

それでは!!

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