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マレーの作り話

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藤子・F・不二雄先生のいうところのSF(少し不思議な話)
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#音のない音楽

夕方のロバ #1

「夢から覚める時、失われているのは現実の方だ。 セミが夏の終わりに鳴くのをやめる時、 失わ…

夕方のロバ #15 終話

ロバが目を覚ました時 辺りはすっかり暗くなっていて 雲の隙間から月が見降ろしていた。 慌て…

夕方のロバ #14

誰もいない湖のほとりで ------ 月が水面を泳いでいる 昨晩もその前も もう随分の間 同じ形で…