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青色申告65万円控除をしてみました。

今年初めて青色申告65万円控除をしてみました。

簿記も何もやった事ありませんでしたが何とか通ったので、フリーランスで白色申告や青色申告10万円控除の方は挑戦してみて損は無いと思います(※あくまでも自己責任でお願いします。もしかしたら何年か後に「間違ってたから追加徴税ね~」と言われるかもしれませんし)。

その際にポイントになる事をいくつか、失敗も含めて書いてみたいと思います。

①「やよいの青色申告」等のソフト必須。

簿記を知らない場合、確実にソフト無しでは管理できません。

逆に言えば会計ソフトがあれば完全無知の自分にも出来たので、自信がない方もソフトを買ってみたらいいかとおもいます。

ただし結構、地獄は見ると思います。

②「やよいの青色申告」の場合、無料で最新版にアップデート出来るので必ずアップデートする。

というか、最新版にしておかないと確定申告の際に必要な書類を作成できません。

私は最後の最後で困って色々調べた結果、「買ったときのバージョン」→「次の年のバージョン」→「その次の年のバージョン(これが今年のバージョンでした)」と、2回アップデートするはめになり、調べた時間も含め、大変になってしまいました。

③最初はとにかく事業内容などの情報を入力していく。

分からない事だらけですが、まず、「事業所の基本情報」「取引先の情報」などの基本情報を入力していきます。

ほとんどの項目は途中で変更可能ですので、RPGの名前付けで迷うタイプの人もどんどん入力していってOKです。

初めの「現金」はいくらか分からない人も、後で変更できますので、入力しましょう。

ただし必ず確定申告の書類を作る前に完全なものにしなければなりません。

(「基本情報入力」→「日々の取引」→「決算」が1年のサイクルになるので、「決算」段階か、その前にチェックするのも大事です)

④日々の取引は、とにかく仕事の入金などの出納を銀行通帳で仕訳する。

仕事の入金日(65万円控除は「入金確定日」と「実際の入金日」を別にする)、クレジットカードの出金日(こちらも、「請求確定日」と「実際の請求日」を別にする)など、事細かに通帳を見ながらソフトに入力していきます。

まずは「かんたん入力」(やよいの青色申告では、ですが)でいいと思います。これも②と同じで途中で変更可能。ですのでどんどん入力しましょう。

途中変更では「預金出納帳」や「日計表」で出来ます。現金の方は「現金出納帳」です。

⑤仕事用の通帳を1つにし、なるべく生活費などは出さない。

これも無知のため、途中までは事業費と生活費が混在してました。ある程度「店主貸」「店主借」(事業と関係ない生活費などの出金や、事業用資金の入金)で対応できましたが、細かい出し入れを全て仕訳しないといけないので地獄を見ます。

⑥決算。

全部入力できたら1/1以降、決算処理が出来ます。その前に通帳と、ソフトの帳面とで金額の相違が無いか確かめます。決算では「家事按分」などの仕訳をしますが、これも始める前は私も全く分からなかったので、素人でも大丈夫です。電気代や通信費などをどの位の割合で仕事に使っているかという事です。これについては色々だと思うので、いいパーセンテージで入力してください。これを出すと、決算書類に自動的に入力されるためかなり便利です。

⑦確定申告書類にする。

あとは確定申告書類作成ですが、フリーランスの方は「申告書類B(と、それに付随する書類)」と「損益計算書」「貸借対照表」「原価償却費の計算書(私は必要なかったので今回作ってません)」等を作ります。これは個々で違うので、調べてみて下さい。私は「取引金額」を入力し忘れて、「源泉徴収」が0円になっていたため、所得税を払う事になりかけました。実際は源泉徴収をしすぎた所を経費で取り戻すためなので、修正したら「還付」になりました。

これらを地獄を見ながら体験したのですが、還付はそんなにでもありませんでした。

ですが、65万円控除の本当のメリットは、還付より「国民健康保険」や「住民税」の減額です。フリーランスになって初めての税金は、配偶者分も含めて卒倒しそうな金額でした。貯金が無かったら本当に卒倒していたと思います。

やってみたらわかりますが、逆に卒倒するくらい減額されます。

という事で、地獄から天国に行くため、青色申告65万円控除はお勧めさせてもらいました。実際の細かい入力や情報は調べて頂ければと思います。


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