note始めます。

途上国を中心に、数年刻みで色々な国を転々とすること20年。 色々な国で思ったことをブログやFacebookに友人限定で書いていたり、仕事がらみの話はTwitterで呟いていたりしたものの、何かちょっとしっくりこない感じが強くなってきました。

人生も半ばにさしかかり、開発ワーカー(開発援助を主な生業とし、専門分野は国際保健)として海外でのキャリアもずいぶん積み上がり、最近いろいろな方に「もっとモノを書いたら良いのに」と言われることが増えました。そして幸か不幸か子どものいない人生を選んだので、私が様々な国で経験したかなり貴重な体験や学んだことも、次の世代に伝える術があまりありません。自分が死んだらこんな山ほどある貴重な経験も灰になるだけか、と思うと、少し残念な気がするようになったのもこの数年です。 

でもこのところ友人たちが発信すること、知識の共有を行うことに力をいれていて、私も何かの形で海外にいたからこそ知りえた知恵や教訓を記しておくことができるのではないか、そういう知識を若い人たちに役立ててもらえるのではないかと思うようになりました。奇しくも最近では友人たちの子ども世代の「世界で活躍したい」という進路相談に乗ることも多数。海外生活のサバイバル術、異文化・多文化環境での仕事の仕方、国際機関就職、途上国への開発援助・技術協力、国際保健協力の現場、そしてのことなど、少しずつ書いていければと思っています。まずは三日坊主にならないよう、書き溜めていきたいと思います。