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君が好きだよエイリアン

さっきから自宅の二階にある寝室と、一階のトイレを何度も往復している。下腹部がギュルギュル鳴っているわりには、出でよ的な身体の反応がイマイチだ。

とりあえず余裕をもってと小部屋(トイレ)にこもったが、時間的余裕がありすぎたせいか、腕組みをしてしばらく真空状態になってしまった。
ボケー。唐突に頭に流れてくる曲は、キリンジのエイリアンズ。

遥か空に旅客機 音もなく
公団の屋根の上 どこへ行く

関東のイメージだろうか。歌詞の公団でふとそんなことを思う。身近な世界の歌なんだろうか。
エイリアンズの表現もメロディを外せば、どうなんだろうか。色々色々考える。

キミが好きだよエイリアン
キミを愛してる エイリアン

エイリアンの意図は分かっているつもり。ただ、エイリアン抜きでお願いしたい。
そんな事を言ったらこの歌は成り立たないから、無茶を言うな、なんだけれど、私の中の恋心が、少し寂しいと言うのだ。

例えば、好きなのにどうしても、考え方の溝が埋まらないときや、所詮エイリアンと達観されている事に気づいてしまったとき。
そして、いつかお互いの気持ちが辛くなったときに、その人はエイリアンの心を包んでくれるだろうか。その時は、私はエイリアンのままなんだろうか。

いやいや、世界で二人だけの浮遊感を味わえばいいだけなんだろうけどね。

なんて。つらつらとそんなことを考えてしまった。(小部屋だけど)

・・・

ORIGINAL LOVEのカバーが好きなのは、田島 貴男の濃厚な声で、その寂しさがすっ飛んで、安心するからかな。

もちろん、オリジナルの曲ありき、だ。

真空時間から戻りました。
明日も、また。