欲しい言葉を

日々の中で、ああこの人は何かの言葉を欲している、と感じる時がある。
状況が深刻で気持ちが重いからこそ、出てくる言葉が淡々と乾燥している。

その人と築いて来た関わりを、丁寧に思い出しながら、純粋な気持ちを言葉にして返す。

私が出来る事は少ないけれど、揺れている中で、あなたが言葉を見せてくれたという事を静かに受け止めて、遠く近く並行していくつもりだ。

私の言葉はいつも足りない事を申し訳なく思いながら。