胸が痛い いや 骨が

憂歌団ではない。本気で痛い。

数日前から咳が出始めた。
コンコンと続くものではなく、忘れた頃に「ケホ」と出る咳だ。この咳は良くないヤツだ。
思った通り日が経つにつれ、「ケホ」と「ケホ」の感覚が短くなってきた。

熱はない。アレじゃない。そして何故か左胸が痛い。私は昔、風邪→音速→肺炎コースを何度もやっているので、胸が痛いという事は恐怖でしかない。肺炎が酷くなるとガラスで胸の中を引っ掻かれるように辛いものになるので、それは絶対に避けたいのだ。

ケホ咳+胸の痛み=肺炎の可能性有り、かつ、咳に微妙に反応している周囲の様子も気にして、病院に行った。
こんな時期なので、事前に病院に電話をして症状を伝えると、即座に警戒された。まあそれはしょうがない。

優先席という名の隔離エリアに通されて、ビニールシート越しにアレコレ聞かれたが、基本的に私は元気いっぱいに質問に答えるので、結局普通の待合室に戻された。「ケホ」。そして痛い。

先生と症状の確認を行い、聴診器スーハーの後、レントゲンをとる。

結果。咳はアレルギーの可能性あるとのこと。
(ホントかよ?これは疑っている。抗生物質でサッサと咳を止めたいけど、あの先生は抗生物質を出さない主義だそうだ)
疑惑の診断を聞きつつ、それより、恐らく肋骨にヒビが入ってますよ。痛いのソレね、ときたもんだ。はあ?いつの間に?

お年頃ですからね。ラジオ体操でもヒビが入るときがあるんですよ。痛くなったら湿布だしますけど、痛い?って聞かれても。そりゃ痛いよ。だから来たんだよ、さっき言ったじゃん。

でも、なんだろう?あの先生は。
ここでも不要なものは出さない主義と宣言されて、結局湿布は出なかった。

痛いんだよ。主義なんて知らねえよ。
という訳で、謎のアレルギー抑え薬と、自前湿布で、咳と肋骨ヒビの痛みをしのいでおります。

学者みたいな先生だったなあ。
ツルツルの肌をしてたなあ。
何の主義だよ、と何度でも。。

咳が止まらなかったら、別の病院でもう一回見てもらおう。
液体葛根湯ぐい飲み。まったくもう。