ライオンズ三軍制度導入

ライオンズファンの私にとっての2019年のシーズンが終わった(ドラフト等は残っているが)。今年も相変わらずの山賊ぶりと相変わらずの投壊ぶりで2年連続パシフィックリーグ連覇を果たしたが、CSファイナルステージでSoftBankの試合巧者ぶりになす術なく敗れ去った。

試合後、辻監督は敗因の1つに選手層の薄さをあげていた。それを受けてか来季からライオンズにも三軍制度を導入するニュースが流れた。今年新しい屋内練習場と選手寮ができ、ハード面での受け入れは大丈夫だろう。

しかし本当に選手層が薄いのだろうか?ライオンズには例えば今井や髙橋光成などいい素材がそれなりにいる。しかしいまいち伸びきれていないのが現実だ。それはしっかりとした育成プランが無いまま実戦に出してるからだと思う。

例えば髙橋光成に関して渡辺SD(当時)は「10年間ライオンズのローテーションの柱としてはれる逸材」みたいな発言をしていた。能力は確かにそうだろう。しかし本当にそういう存在になってほしい指導育成をしてきたか?というと甚だ疑問である。本来フロント球団がそういう素材を獲得したら短期、中期、長期の育成プランを示し、それを実行できうる能力のコーチを招聘しないといけない。しかし(これはライオンズに限った事ではないが)最近は短期間で結果を出せないとコーチはクビになってしまう。これでは腰を据えた指導、と口では言っても逆の事をやってしまう事になる。

ライオンズが本当の意味で選手層を厚くするにはその辺をしっかり考えないといけない。

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