OP戦を勝利で締めくくったのは気持ちいいが

今日21日埼玉西武ライオンズは本拠地メットライフドームに東京ヤクルトスワローズを迎え8対6と勝利しOP戦を締めくくった。試合後森友哉選手会長と辻発彦監督のインタビューがあり、森選手は昨年悔しい思いをした分先ずはリーグ優勝、そして日本一を目指す、と宣言し辻監督も新しくなったメットライフドームで選手を
鼓舞してほしい、と訴えていた。
最終戦を勝利で飾り開幕を迎えるのは気持ち的にも前向きになれる。しかし同時に課題も多くあった。それも突発的ではなく慢性的なそれだった。
今季先発転向予定の平井投手は今日の課題に初回の入りをテーマにあげていた。その位立ち上がりに不安を抱えている証拠だが今日もその初回に落とし穴が待っていた。
全ての球種がストライクゾーンのベルトから上に集まってしまい、その甘く入ったスライダーをヤクルトの主砲村上選手に捉えられ3ランを浴びてしまった。

また味方が逆転してくれた直後の6回、70球を過ぎた辺りからも球が真ん中に集まりだし、コースを狙い過ぎて四球を出し再度の逆転を許してしまった。立ち上がりと70球後を除けばスライダーやカットボールもウイニングショットとして機能していただけに兄やんが解説で試合で投げる100球と練習で投げる100球は神経の使い方も含め全く疲れが違うから先発でやっていく上でそこを越えてからの見極めが本番前にできなかったのは、と首を捻る発言をしていた。
また攻撃に関しては栗山選手は相変わらず順調にきているが、山川選手が2度の満塁のチャンスを生かし4打点を稼いだのはやはり優勝には主砲がしっかり打ってこそのものがあるので頼もしい限りだ。
ただ5回の打席は結果としてセンター前にタイムリーを打ったが、代わったばかりの今野投手が初球に投げたストレートは山川選手にとってのホームランコースに来ていたのでバットを振ってもよかったかもしれない。
そして最後に今日も守備でミスが散見された。2回の鈴木選手の中継ミス(記録にはつかなかった)、そして最終回の山川選手の送球ミス、どちらも失点にはならなかったが、相手がSoftBankや楽天なら見逃してくれないものなので特に山川選手はそこが彼の人間としての魅力ではあるのだが、打撃で結果を出した後に守備でやらかす事が少なくないのでしっかりそこは反省してもらいたい。なんだかんだいっても野球というのは最初に購入するのはグローブが殆どな位守りからリズムが生まれるからだ。

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