緩さがもたらす危うさ
昨日自粛期間中に無断外出をしたあげく、首都高山手トンネルを法定速度を約90キロオーバーで起訴されていた埼玉西武ライオンズ所属の佐藤龍世選手の判決が東京地裁から言い渡された。判決は懲役3ヶ月、執行猶予2年で球団が科しているユニフォーム着用禁止、対外試合出場禁止のペナルティーは当面継続されるそうだ。佐藤龍世選手はすんだ事は仕方ないではなく心のどこかに後悔を持ちながらそれでも前を向いてほしい。
今回の件に関して私なりに色々ない頭で考えを張り巡らせてみたが、この球団の緩いアットホーム感が根底にあるのではないだろうか、と思っている。
ライオンズというチームは雰囲気的に選手間同士、スタッフと選手ととても仲がよく、時にファミリーのようなほのぼの感を感じられる事がファンの私でもある。それはとてもいいことなのだが時にそのファミリー感が悪い意味での緩みに繋がり、大きな事件にはならないがちょっとした話題になる時がある。自粛期間中に女性タレントとコンパをしていた金子選手、KOされた後に女性スポーツ選手のInstagramに反応をしていた今井投手など、これらは別に犯罪を犯したわけではないが、こういう小さな緩みというのが今回の大事に繋がった、と言っても言いすぎではないと思う。
そしてその緩みは実はレギュラークラス以外のバックアップの選手たちの成長が中々できていない部分にも繋がってるのではないだろうか?選手の自主性といえば聞こえはいいかもしれないが、それはあくまでもレギュラーを張れてる選手の話であって、そうでない選手たちには指導する側が責任を持ち、本人とよく話ながら目的意識を持たせてそこに向けた取り組みをさせるべきだ。ただバットを大振りすればいいというわけではない。
今回の佐藤龍世選手の件がチームの緩みをただすきっかけになればいい。
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