ライオンズこそターンオーバー制度の導入を

 いよいよ間近に迫ったプロ野球開幕、今年は普段と違う景色が目の前に広がる事が容易に想像できる。
 そんな中北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が今シーズンの過密日程を考慮したターンオーバー制度の導入に言及した。
 ターンオーバー制度とはサッカーなどのリーグ戦やカップ戦などの試合に応じてチームの先発メンバーを大きく入れ替える事で、メリットとしては
①主力選手の休息
②疲労によるパフォーマンス低下の回避
③若手強化と控え選手のモチベーション維持、などがあげられる。ターンオーバー制度に関しては広島が緒方監督の2017年に導入したり、東北楽天ゴールデンイーグルスのデーブ大久保監督は中継ぎ陣のターンオーバー制度を導入して話題を集めた。
 私はこのターンオーバー制度こそ、今シーズンの埼玉西武ライオンズに必要なのではないか、と思っている。今シーズン秋山将吾選手が抜け、それなりの得点力の低下が見込まれる。
 昨年リーグ連覇を果たしはしたが、特定の選手への依存度が高く、CSで機能しなかった。またここ数年の投手偏重のドラフトにより、レギュラー野手陣の高齢化、そこを埋める選手の空洞化が叫ばれている。
 今季辻監督は2年契約の最終年にあたる。一番の理想は育てながら勝つことだ。しかし近い将来、既定通りなら松井稼頭央二軍監督がスライドすると思われるが、いい形でバトンタッチする為にも今シーズンは更に来年再来年、ひいては5年後を見据えた戦略が求められるだろう。

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