ライオンズという球団を持続可能なものにするために

 日刊スポーツ報道で埼玉西武ライオンズの栗山巧選手が2000万円アップの1億7000万円の3年契約を結んだ。来年はプロ20年目を迎え、球団生え抜き初の2000本安打も視野に入ってきており最大限のバックアップをするためにもこの複数年契約を球団が提示したこと、そしてそれを本人が受理したことは大変喜ばしい事だと思っている。
昨年私はチームの育成には若手を育てたりすることの他にチームの精神的支柱を育てることも大事だと書いた事がある。

そう、そのチームで受け継がれなければならないものを行動と言葉両方で伝承できる選手の存在は強いチームを作っていく為には必要不可欠なのだ。
そういえば先日広島東洋カープの鈴木誠也選手が今の広島の若返りが進んでいる現状とだからこその優勝を経験している中堅どころの融合が上手くいっていないもどかしさから、このままでは弱い時代に戻る、と危機感を露にしていた。
今ライオンズは渡辺久信GMになって、選手ファーストで対話を重視し、主力選手の流出阻止を成功させている。来年栗山選手が球団生え抜き初の2000本安打を達成し、その功労者を複数年契約で大事にする球団であればやがてFAで去る選手も極端に減るのではないだろうか。その意味でも今回の栗山選手の契約は価値があるものだ。

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