生き残る道は

 相内誠投手が来季中継ぎでの一軍定着を目指して連日ブルペン入りをしている。
 相内といえば素質の高さを認められながらも自身の素行の悪さや、意外にもノミの心臓などが災いして中々チャンスを活かせず入団7年間で未だ未勝利だ。
 その彼が中継ぎに活路を見出だそうとしたのは狙いとしては悪くない。今オフ、ライオンズは小石、大石など中継ぎや敗戦処理的な役割を大量解雇した。今そこのポストは飽和状態になっている。そこに彼が入るのはチームの台所としても非常にありがたい。
 元々素質はあるからノビノビした場面ではいい球を投げる。その彼が中継ぎでイニング跨ぎや敗戦処理などでそれなりに投げてくれれば、今年みたいに勝ちパターンも負けパターンも平井、みたいな狂った投手起用が少なくなる。
 今ライオンズのブルペンは連覇をしているチームとは思えない位の状況だ。そこに相内が中継ぎででも敗戦処理でもピースとしてはまり、そこから勝ちを拾う事ができればチームとしても、また彼の自信にも繋がるのではないか?最早待ったなしの8年目。ここでやらなければ首もとの寒いオフが待っている事になりかねない。

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