絶対に壊してはならない

 東京ヤクルトスワローズのドラフト1位、奥川恭伸投手のキャンプ二軍スタートが決定的になった。
 奥川投手は右肘の軽い炎症でノースロー調整を命じられていたが、先日ノックで飛んできた球を山なりで上から投げてしまい注意を受けたばかりだった。
 そういえば高野連は成長途上の投手の肘の負担を軽減するため、今春から1週間に500球以内の投球数を設定、奥川投手はマウンドに上がらなかった試合を除き、計512球、P/IPも驚異の12.39という制球力だった。因果関係のほどは分からないが、高野連が設定する数字とほぼ変わらない投球数でありながら軽度とはいえ炎症をおこしていたのだとしたら球数制限は当然だが、試合後のアフターをきちんとする為のスタッフの帯同も考えないといけない。例えば地元の医院と連携し、遠征を伴う大会の時にその医院のスタッフがチームの一員として帯同できる仕組みなど。(もしもうそういうのがあるのならスミマセン)
 甲子園を沸かせてヤクルトでドラフト1位で11をつけた投手はどうも肘をやられるイメージがある。組織というのは中にいる人間が変わってもいい意味でも悪い意味でも見えない伝統みたいなのが引き継がれていくものがある。高津監督は奥川投手に即戦力みたいなことを言っていたが、焦る必要はない。過保護になってもいけないが長く活躍できる投手として育ててもらいたい。
 

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