日本向きの選手を見極める。

 来る2月19日、21日高知県立春野総合運動公園野球場で昨年同様、台湾統一ライオンズとの交流試合が実施される運びになった。

統一ライオンズは2008年のアジアシリーズ決勝で戦ったり、何かと縁のあるチームだ。台湾は先の総統選で現職の比較的親日家の蔡英文氏が圧勝し、益々日台の文化面での交流が活発に図られる事だろう。だからこそ、フロントはこの交流試合を単なる興行にせず、同チームで日本でプレーしたがってる選手はいないか、そしてその選手のパフォーマンスがうちのピースにあてはまるか、しっかり見極めて欲しい。
 昨年ラミゴモンキーズ(現楽天モンキーズ)から日ハムに入団した王柏融は日ハムの地道な調査が実っての入団だった。故障などで思うような成績が残せなかったが、背番号3を田中賢介氏から譲り受け、今年は期するものがあるに違いない。
 果たして統一ライオンズに日本向きの選手はいるだろうか?ノンプロ、独立リーグを経て台湾で活躍している知念広弥投手が最初にあげているのが陳傑憲選手だ。岡山共生高校に野球留学で来日した事もあり、日本には縁を感じる。加えて秋山彰吾選手のバッティング、源田選手の守備を参考にしているらしくリサーチする価値はありそうだ。今台湾のプロのレベルは高いとは言い難いのでなおのこと実力のある選手は外で自分のレベルを試したい、という気持ちが高いとみる。フロントには是非この交流試合でこれは、という選手がいたらアプローチする気概を見せて欲しい。
 

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