楽天に如何にして勝っていくか

 Twitter上で交流のある @tthg1994 さんと @sinndar2000 さんとで先日ライオンズと楽天との違い、何故勝てないのかなどについて議論をした事がある。
https://twitter.com/tthg1994/status/1392477369076682752?s=09
要約をするとtthgさんは勝ててないけど致命的な実力差はない、という考え、私が実力差はないけれど競馬でいえばずっ、とクビ差ハナ差で負け続けていると馬にストレスが溜まるように数字的には惜しい試合でもそれが続くと心理的にきつい、sinndarさんもどちらかというとそっちより、みたいな意見だった。
しかし共通しているのはやはり楽天に勝てないのは気分がよろしくないというところでは一致している。ではどうしたら今後楽天に勝てるのだろうか?やはり(それは楽天戦に限らずなのだが)相手よりも多く点をとり、相手に点を与えない事なのだが楽天打線とライオンズ打線とで決定的に違うものがある。それはボール球の見極め率とストライクゾーンに対してのスイング率の違いだ。
先ず楽天は浅村選手が85.97%のボール球見極め率とより多くのボール球を見送っているのに対してライオンズ打線で1番ボール球を見送っているのは森選手の78.65%であり、また規定打席に達していないが愛斗選手は62.14%のボール球見極め率しかない。
要は楽天打線はしっかりボール球に手を出さず自分達の有利なカウントに持っていくのに対しライオンズ打線はボール球を振ってしまいストライクを1つ増やしてしまい相手投手を助けている可能性が充分にあると推察される。勿論ボール球を外野まで運んでヒットにすることもあるにはあるだろうがボール球には手を出さない意識を強く持ち自分達の有利な状況を作る数を増やさないといけないだろう。
しかしストライクゾーンに対してのスイング率はライオンズが森選手が76.47%なのに対し楽天は最もスイング率が高い辰己選手でも69.54%で島内選手は61.88%となっている。つまり楽天打線はボール球に手を出さない代わりにストライクゾーンに来ても積極的にバットを振る事は少ない、という事が分かる。ということはボール球をきちんと見送り投手がどうしてもストライクを欲しい心理に追い込み、その欲しがっているストライクを狙い打ちしている、というずしきであろう。
となるとやはり精神的な疲れは出るだろうがカウントを取るストライクは極力減らし、ストライクゾーンに投げ込む時は常にウイニングショット位の意識で投げないと楽天打線は抑えられないという事だろう。
そして打線の方はストライクゾーンに対してのスイング率が高い、という意味ではその積極性を活かす為にもボール球の見極め率をあげ、相手投手が心理的にストライクが欲しい形にし、単なるストライクを取りにきた球を積極的に仕留めていく、その数を1つでも多く作り勝つ確率をあげていく、そこに勝機を見いだしていければと思う。

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