見出し画像

『愚痴ROCK』製作レポ ーおっさんボカコレ参戦記②ー

ボカコレ2024冬なるイベントに参加しました。
集計期間は終わっていますが、よろしければ聴いてやってください。
↓↓こちらをクリックしてください(ニコニコ動画に飛びます)↓↓

愚痴ロック

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43415835?ref=garage_share_other

ボカロ(知声)さんの歌以外、演奏、MIX、画、動画…などやっております。

今回は曲ができるまで…

■製作スタイル『家内制手工ひとりバンド』

さて「ボカロ曲を作る」といってもクールな打ち込みや綺麗なシンセサウンドなんて不可能ですし、にわかでそんなことをやっても数々の猛者には太刀打ちできるわけがありません。

そもそも僕の制作スタイルとしては「オケは全手弾き」です。

そして少し前に紹介した指ドラムマシン「YAMAHA FGDP-30」の音を聞いて、これならばかなり本格的なバンドサウンドが追い込めるぞ、と感じたのが真面目にトラックを作ろうと思い立ったきっかけだったりします。

あと、極右wのアンチケンパー、アンチIRなので、ギタートラックは全部マイク録りでいくことにします。
※ケンパーとか使わないのは「とにかくPCや液晶画面で音作りするのが面倒で嫌」という生理的理由で、サウンドや利便性が素晴らしいものというのは理解してます…あしからず…

と、いうわけでボーカル(ボカロ)トラック以外は、『NO MIDI、NO ソフト音源、NOシミュレーター』の化石スタイルで行くことに決定。
上記のコピー、エアロスミスの「NOシンセ」みたいにどこか動画に入れておけばよかったな…w

『家内制手工業ひとりバンド』というコンセプトが決まりました。


■動画どーする…?

さて…あと問題は…

『動画』

いや…音の数百倍やべぇんすよ…苦笑

こちらの動画作成技術は「子供の運動会に字幕入れる」レベル…そこでプロおよびプロ級のイラストレーターや動画制作者と闘わなければいけないわけです。

外注は趣味でこれ以上持ち出してどうする?と即却下

AIというのも考えたのですが、色々界隈で炎上しているらしいのとw、以前ジャケ写で興味本位に面白がって2、3枚作ったんですが、それで飽きちゃってたので却下…
何より『誰でも作れるものに価値はない』ですからね…

で、、、どうするか、、、

うん、、、自分で、、、

『描くか』

とw

頑張ったお絵描き…

娘とお絵描きしていて、なんか良く書けたな?と写真撮って何気なく保存しておいたカッパとツチノコがあったのでそれで行こう…と
で「ビートルズ」というテーマが決まった時点であと2キャラ、オニリュウが追加されました

ちなみに昔、旅行パンフとかの編集の仕事をしていたことがあるので、レイアウトの基本を学んで構成ラフを切ったりしてたのですが、その経験がメッチャ活きました、なんでもやっとくモンです。

本来は嫌いなんですが『味・ヘタウマ』って方に全振りしましたねw
「家内制手工ひとりバンド」のスタイルにもマッチしているので良し、と。

でもお絵描きは必死でしました…(マジで腱鞘炎になりそうだった)
なのでコメントなどで画に高評価が多かったのはとても嬉しかったです。



■楽曲 ~伝説のカブトムシを降臨させる~

さて、肝心の楽曲です。

技術的に作れるトラック自体がメチャクチャ限られるわけです…
なんせドラマーは(指)ドラム歴半年w

その中で僕がずっと思っていた”初期ビートルズはサブスク向き”という考えに思い当たります。

初期ビートルズのヒット曲の特徴である『イントロ抜きでサビ入り』『キャッチーナ言葉をガツんとぶつける』『タテノリのリズム』『1曲を短く』てのは、ラジオで耳を止めてもらうために狙った戦略で、これってそのまま「開始4秒で離脱する…」みたいな動画サイトの視聴獲得戦略につながるわけです。


というわけで…コンセプトは開き直って…

全力でビートルズをパクる

…w

お聴きの通りほとんど『〇ャ〇ト〇イミーラ〇』です…苦笑

あとは歌詞。
ここは『とにかくキャッチーに』『とにかく分かりやすく』だけを心がけました。

「きゃんばみーらー」に「しごっとやめったーい」がハマったときは内心ガッツポーズしましたw

■レコーディング機材紹介

「誰が興味あるねん?」なんですが、むしろこれがやりたくて作ってるところがあるので全力で自己満しますw
使用楽器一覧を載せておきます…

① Crews Maniac Sound:SEC Blackie
もう15年近く不動のメインギター クラプトン「ブラッキー」のクローン、ヴィンテージストラトのコピーとしてかなり完成度の高い楽器だと思います
今作ではソロと右チャンネルのバッキングで使用

② Crews Maniac Sound:Reunion
60年代のES-335を意識したセミアコ 好きなんだけどイマイチ使いどこが定まらない楽器
今作では左チャンネルのリズムギターで使用

③グレコのバイオリンベース
リサイクルショップで13,000円で買った79年ごろ作られたグレコのベース
このひとつ上のモデルからスルーネックになるので国産ヴィンテージとしてプレ値なんだけど、これはボルトオンの安いやつなので不人気w

ただ謎に音は良い
ボルトオンだからかバイオリンベース独特のボワボワ感が無く、多分サウンドとしては本家より扱いやすいです。
ショートスケールだしギター弾きがピック弾きで使うにはピッタリ。

④ Victoria 518 "Tweed Champ"
ヴィンテージチャンプのクローンとしてひと昔前に話題になったビクトリアのチューブアンプ
「ワンボリュームのみ」という漢仕様が最高
小さい音量でもマイク録りするとかなりいい感じのサウンドで録れます。
ちなみにマイクは『CAD e60』

⑤ Martin O-18K 1926
唯一所有するなけなしのヴィンテージギター
マリリンモンローと同じ歳でもうすぐ100歳を迎える楽器ですが、プレイギアとして現役バリバリです
オカルトっぽいことは言いたくないですが、これで全編薄くストロークを入れるとサウンドの格がグッっと上がる…気がします…苦笑

今作では右チャンネルで全編ストロークしてます 。
しかし作られた時はコンピューターの歌の伴奏するとは夢にも思わなかっただろうなぁ…w

⑥Martin OM-28 custom
「ザ・マーチン」という音がするオールラウンダーな超優等生アコギ 。
今作では左チャンネルで全編ストロークしてます。
同じパートをLRに振る時はコピペではなく違う楽器で2回弾いた方が大抵の場合いい感じになる気がします

⑦YAMAHA FGDP-30
最近発売されたヤマハの指ドラム専用マシン
「真剣にトラックを作ろう」という気になるきっかけとなった機材。
メチャクチャ細かいニュアンスまで出せます、これを2万台前半で作るヤマハの恐ろしさよ…

MIDIで音源を鳴らすのではなく内臓音源をオーディオ録音してます、キットは基本のメイプルを使用
ただし今作ではミックスがしやすい(という言い訳で叩けなかっただけ)ので、金物とスネアキック、フィルを別々に叩いて録ってたりします…
ここは上達して一発録りで叩けるようになりたい…

⑧ Providence ANADIME CHORUS
最近はエフェクターにあまり興味が無いのですが、アナログコーラスだけは大好きでなかでもプロヴィデンスのこのペダルはほぼ踏みっぱです
今回は無いですがクランチサウンドでアルペジオした時のサウンドが最高だったりします


※次回、結果と感想に続く…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?