クマくんのジオラマ。ピョンちゃん、驚く。
ピョンちゃんは、さきほどから、しきりに「すごい!」といっています。クマくんちにあそびにいったら、クリスマスツリーときしゃのジオラマができていたからです。
クマくん「うふふ、うまいだろ。こまかいしごとも、できるんだよ」
ピョンちゃん「あかいきかんしゃが、きゃくしゃをひっぱって、ツリーのまわりをはしるなんて、よく、おもいついたね」
クマくん「まちにでかけときに、ツリーをみてね、おうちにもほしくなったんだ」
ピョンちゃん「クマくん、ぼんさいって、しってるよね。ちいさなせかいをつくるっておもしろいね。ジオラマって、なんだか、なつかしいし、きしゃがいっしょうけんめい、はしっているのをみていると、たのしい」
クマくん「ふゆのほしぞらをながめていると、うちゅうとかいうおおきなものをおもうだろう? すると、かえって、ちっちゃいものがこいしくなるんだ」
ピョンちゃん「はてしもなくおおきなうちゅうがあって、でも、ちいさいせかいもあって、そのあいだに、この森もある」
クマくん「きもちをどんどんおおきくしていくよると、すっごくちいさくしていくよると、そのあいだをじゆうにとびまわれるなんて、きもちって、すごい」
ピョンちゃん「ひるまは、いま、ここ、にいるけど、よるは、どっか、とおくに、きもちはとんでいく」
クマくん「うふふ、だから、あさになると、げんきにおきられるんだ」
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