7/30 鬱にも種類があってさ、って話(村上蔵馬)

近況報告〜〜(まさしく生存戦略)

数年前とは種類の違う、希死念慮の真逆のベクトルの鬱(正確な症状としてはパニック、不安)を患い、休職を真剣に検討しています。

頭によぎる不安を素因数分解してみたところ、

・死ぬのが怖い
 →意識が終わるのが怖い = 寝るのが怖い
  →→夜が近づくのが怖い
 →不意の事故が怖い = 道路や電車が怖い
  →→道を歩けない
・自我が在ること、自我が立脚する場としての世界が信じられない
 →自己の存在(意義ではなく物理として)について問い続けるせいで十分に外的刺激を処理できない
  →→集中力がかけてるのでお仕事にならない

ざっとこんな感じでしょうか。

// palehell / paledusk #NowPlaying
// 01 / 女王蜂 #NowPlaying
// 私が明日死ぬなら / キタニタツヤ #NowPlaying

目下困っているといいつつも原因は根深く、最も古い記憶で5歳の頃にも「死にたくない」と泣いていたらしい。

 ディズニーランドの最後の花火にて、亡くなった祖母がもうこの景色を見れないという事実に気づき、人が死ぬこと・終りがあることを知覚して怯えて泣いていた。
全く意味のわからないタイミングと信じられない号泣でさぞかし親は困ったようだ。

ただ死にたいだけなら簡単だったし、一過性の死にたくないなら耐えるだけだった。
でも「死にたくない」「いつが死ぬのが怖い」で毎夜パニックを起こすのはどうしようもないし、原因が根深いから一過性なわけではないと確信している。

「私が明日死ぬなら いくつか後悔があるでしょう 死ぬのを怖がりすぎたこと」
これはキタニタツヤの曖昧な引用だが、本当にこれだと思ったので、認知行動療法をはじめている。

治して、生きたいと思ったから。


なんでこんなことになったんだっけ

原因は根深くとも、きっかけは明確にある。
Neeのくぅ、村上蔵馬。おまえだ。お前が死んだからだ。

GWにあんなにフェスを盛り上げて急に死んでしまうことなんてあるのかと衝撃を受けた。同年代のバンドマン。(おそらく)自殺ではない。
これから売れるし、もちろん今も売れていた。
残された他のメンバーやスタッフの葛藤をまじまじと見て、怖くなった。

自分がくぅだったら。自分の大切な人が急に消えて、残された側になってしまったら。

// ぐんないマーチ / 村上蔵馬 #NowPlaying
// 九鬼 / Nee #NowPlaying
// 下僕な僕チン / nee #NowPlaying

亡くなって1週間で逆流性食道炎になり、それが治まったと思ったら39℃のストレス性急性胃炎になった。
全部全部蔵馬のせいだ。

すきだった。

いっぱい書こうとしたけど、何もかけない。
まだ消化できてない。だからこの話はここでやめます。


音楽に壊され、そしてまた音楽に救われる

Neeの件があってから、一切コンテンツを消化できない1ヶ月があった。
音楽でも小説でも漫画でも映画でもユーチューブの動画ですら。なにも消化できなかった。

これは集中力が落ちたせいで頭に入ってこないというのもあったし、言葉がパラパラと抜け落ちるようなイメージで、見たり読んだりしても脳内に再構成できなかったことを「消化できなかった」と表現している。

だけど音楽をきっかけとして破壊されたからこそ、また音楽に救われるわけで。
以下、palehellの歌詞から引用

I walk through hell to stay alive
To leave a living proof that lived
I walk through hell to stay alive
Our "lights' it lies beyond

palehell / paledusk


paleduskはずっと好きだったんだけど、この曲の歌詞に殴られたのはここ最近だった。
あまりにもなにも「消化できない」ので外的刺激を得ようと読書編み物旅行飲み会いろいろ試して、最後に重い腰を上げてpaleduskのライブチケットを買ったのだ。
(腰が重いのはメンタルの問題もあるが、何よりも仕事が忙しすぎて体力消費を避けたかったのだ)

実は6月末にDead Pop Fesに行ったのだが、あんなに素敵なアーティストが集まって、すごくいいライブだったのに結局鬱が頭の半分を占拠していてあまり楽しめなかった。
辛かった。
楽しみにしていたのに楽しめなかったことが。

だから、paleのライブに行くのも躊躇していた。
これで楽しめなかったら何も私を救えないと思ったから。

杞憂だった。paleduskは私をぶん殴ってくれた。
圧倒的にpaleduskのことしか、目の前のことで頭がいっぱいになるようなライブをしてくれた。

ライブ中は少なくとも、鬱はモッシュピットの中の塵埃になっていた。

一瞬でも抑うつが私から引き剥がされたことが、今の私の自信になっている。
治せる、そう確信できた。

// BBB / paledusk ft.Such #NowPlaying
// Black Ice / paledusk #NowPlaying
// Q2 /  paledusk #NowPlaying

そんなわけで、引用した歌詞が私の心境を今最も表してくれている。

マイフレンド この世界を愛して
マイフレンド 強く抱きしめて
マイフレンド 歌おう
この地獄を笑って

palehell / paledusk


以上、もがきつつ、前向いてます(昔みたいな危うさがなくなってしまったから文章のキレがなく筆が進まなかったけど、これもまた記録になるはずだから)

// LosT / Bring Me The Horizon #NowPlaying
// 食虫植物 / 笹川真生 #NowPlaying
// river relief / PASTASTA ft.崎山蒼志 #NowPlaying

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