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少しずつでも、乗り越えていきたい

10/15(土) MDC兵庫、5000m。
佐藤早也伽選手、佐々木梨七選手、鍋島莉奈選手に
引っ張られて走る一人の選手がいました。

長澤日桜里選手は、このレースで
16分10秒37と自己ベストを記録。

3000mなど、もう少し短めの距離を得意とする
彼女にとって、それは大きな進歩となりました。

仲間たちに導かれて

4名でのレースとなった5000m。
長澤選手以外の3名はペースメーカーとして出場。
みんなについていけば、絶対に自己ベストが出る。
その確信の下で走れたことは、
長澤選手にとって大きな支えになりました。

「3人が私1人のためにペースを作ってくださって、私はついていくだけっていう感じだったので、すごくありがたいレースでした。記録を出さなければいけないというプレッシャーは少し感じましたが、安心して臨むことができました」

その中で、長澤選手がテーマにしていたのは、
後半の走りです。

「みんなが3000mまでは引っ張ってくれて、その後は行けるところまでついていくという感じだったので、残り2000mで1人になるのはわかっていました。だから、そこからどう粘るかがテーマでした」

上げきることができなかったのは少し残念

レースでは3000m過ぎから、徐々に離脱していった
ペースメーカーの選手たち。
佐藤選手が最後まで残り、
長澤選手が遅れ始めると、振り返りながら
誘導するなど、励ましてくれました。

そして終盤、一人になった長澤選手は、
懸命に脚を動かし、最後まで走り切ります。

「結果的に、ペースが落ちることはなかったですが、そこから上げきることができなかったのは、少し残念です」
と後半の走りを評価する長澤選手。

後半でさらに粘りを見せるのが理想でしたが、
それでもしっかり、最後までペースを崩さず
走れたのは収穫となりました。
本人も「まずは自己ベストを出せたので、
そこは良かったです」とレースを総括します。


いよいよ今月末はクイーンズ駅伝。
長澤選手にとっては、本番に向けて、
5000mぐらいの距離を走り切る
スタミナをつけるのが課題となります。

「今まで走っていたのがもう少し短い距離で、5000mはまだ少し苦手意識がありました。やっぱり3000m以降がどうしてもきつくなってしまいますが、それでも少しずつ、乗り越えていければいいなと思っています」

日々、少しでも成長する自分が
未来につながると信じて。
長澤選手はさらに前を見て、
走り続けます。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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🎽 クイーンズ駅伝 @宮城 11/27

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