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二度と来ない瞬間-努力の先に-

1秒ずつの努力の積み重ね。
結局、その先にしか、ゴールはないのでしょう。

一番難しいのは、続けること。
悔しくても、苦しくても、前に進み続けること。

その1年を積み重ねた先に、待っていたのは、
二度とは来ない、歓喜の瞬間でした。

新谷仁美の言葉

11月28日、宮城で行われたクイーンズ駅伝2021。
積水化学女子陸上部は、大会新記録となる
2時間13分03秒で優勝。
1997年のチーム創設以来初となる、
悲願の初優勝を飾りました。

昨年大会、積水化学は(当時)
チーム過去最高となる2位を記録。
しかし、誰一人、喜びに浸る
選手はいませんでした。

記憶に残ったのは、優勝に届かなった悔しさ。
その時から、積水化学駅伝初優勝の
道は始まったのです。

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新谷仁美にいやひとみ選手は、それから一年後の
チームの成長を、こう表しました。

「去年2番をとって、彼女たちは思いのほか悔しい気持ちを持って、1年間過ごしてきた。その中で練習してきて、悔しさを自分の力に変えてきたことが、今回の優勝につながったんだと思います」

実現した理想的なオーダー

その1年にわたる努力によって総合力が上がり、
実現したのが”攻めのオーダー”。

チームはエースの新谷選手を後半5区に配置。
最長距離の3区は佐藤早也伽さとうさやか選手、
カギを握る1区には好調の
森智香子選手を起用します。

2区は安定の卜部蘭うらべらん選手。
そして、重要な佐藤と新谷の
つなぎの4区を弟子丸小春でしまるこはる選手。
アンカーに高校駅伝でも
複数の優勝経験を持つ木村梨七きむらりな選手。

想定では、後半に巻き返す
プランも考えていました。
しかし、結果は1区から全員が
ベストを尽くし、3区で先頭に。
その後は後続との差を広げて、
完璧なレース運びで優勝を決めました。

まさに、一人ひとりが自分の役割を
しっかりこなした結果。
チームみんなで掴んだ勝利です。

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誰一人の努力がかけても生まれなかった瞬間

この結果は、走った選手だけで
掴んだものではありません。

弟子丸選手とチームを組んで高めあった
野村蒼のむらあおい選手と、長澤日桜里ながさわひおり選手。
故障がちだった木村選手と共に、復帰メニューを
こなした宇田川侑希うだがわゆうき選手。

もちろん、選手それぞれの特性にあわせて、
アプローチを変えた監督・コーチにスタッフ陣。
そして、数限りない応援の声を
届けてくれた従業員の方々。ファンのみなさま。

誰一人の努力がかけても、
この瞬間は生まれないものだったと思います。
いつかは優勝したかもしれませんし、
来年は連覇を目指します。
ただ、2021年のこの積水化学初優勝、
この時だけは、二度と来ない瞬間です。


走った選手も走らなかった選手も、
関係していただいたすべての方々と共に、
みんなで掴んだ日本一。

その1秒ずつの積み重ね、全てに感謝を込めて。
改めて、言葉にしきれない、
たくさんのご声援、ありがとうございました。
今後もチームは挑戦者の気持ちで、前に進み続けます。

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文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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