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クイーンズ駅伝優勝に触れて①/強い選手を見てるだけじゃなく、学んで実践する

クイーンズ駅伝優勝を飾り、
実業団駅伝日本一に輝いた積水化学。
実際に走ったメンバーは6人。
しかし、このレースを糧にして、
成長したいと願う選手たちは、
他にもいます。

私たちが力をつけないとチームの戦力も上がらない

1/21(日)に選抜女子駅伝北九州大会を走った、5人の選手。

1区(5.3k) 荒井優奈 区間7位 17'28"
2区(3.8k) 松本明莉 区間7位 12'25"
3区(3.9k) 長澤日桜里 区間5位 13'23"
4区(3.8k) 佐々木梨七 区間1位 11'37"区間新
5区(10.4k) 山賀瑞穂 区間7位 35'44"

その中でも、キャプテンを務める長澤選手、
そして1年目を終えようとしている松本選手は、
1/14(日)の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)でも走り、
自分の実力を試しています。

1区(6km) 区間41位 長澤 日桜里(山形) 20'45"
2区(4km) 区間29位 松本 明莉(大分) 13'25"

2レースを戦う中で感じたのは、
やはりまだ力が足りないという実感でした。

長澤「選抜女子駅伝の目標としては、やはりクイーンズ駅伝優勝チームなので他のレースでもしっかり優勝するのを目標にしていました。そこには届きませんでしたが、クイーンズを走らなかったメンバー+りなちゃん(佐々木選手)で久しぶりに駅伝を走れたのは、モチベーションにも繋がり、楽しい駅伝になりました。その一方、私たちがもっと力をつけないとチーム全体の戦力も上がらないとわかったので、普段のトレーニングからみんなでもう少し上のレベルに行けるように頑張りたいと思いました」

松本「今回の駅伝は、クイーンズ駅伝を走らなかったメンバー中心のチームで、個人的にいつも練習しているメンバーでタスキを繋げたのは楽しかったです。ただ個人としては、ある程度先頭に近い良い位置で渡してもらいながら、先頭から離されてしまうレースをしてしまい、納得できない内容になりました。年明けからあまりいい流れに乗れていなくて、思うように走れていないので、気持ちもしっかり立て直していきたいと思います」

プレッシャーの中でも自分の役割を果たす先輩方を尊敬した

11月末のクイーンズ駅伝で、
2回目の優勝を達成した積水化学。
それぞれ、走れなかったメンバーに関しては、
感じる想いがあります。

長澤「私は積水化学に来て2度目の優勝でしたが、周りからもたくさん祝福のメッセージをもらったり、前年の2位と優勝の差は本当に違うなと感じました。今回の優勝は、本当にみんなで喜べた感じがする。走れた人も走れなかった人も全員で優勝できた駅伝だったと思います」

松本「私は初めての実業団駅伝で、チームの一員として優勝に関われて嬉しかったし、沿道にも従業員の方々がたくさん来てくださって、規模の大きさを実感しました。そのプレッシャーがかかる中で、自分の役割を果たし、実力が出せる先輩方を改めて尊敬しましたし、かっこいいなと思いました。その背中を追って、自分もそういう走りがしたいと感じました」

来年以降、チームの力になるために、
自分自身が何をすればいいのか。
その感覚は、個人によって様々です。

長澤「今回、クイーンズ駅伝を走った選手たちとは、タイム的にも実力差が ありますが、やっぱりそこを埋めていくしかない。練習も最近は別れがちなので、みんなでまとまって上のレベルで練習したり、大会とかで結果を残せるようにしていきたいと、思っています。今回は走ったメンバーが本当に強くて、誰に頼るとかではなく、走ってもらったメンバーに頑張ってもらって出た結果なので、そこに近づけるように少しずつ頑張っていくしかないと思っています」

松本「駅伝と今回の2レースが終わって色々考えましたが、積水化学に入ってから強い選手の方々の行動や気遣い、練習面でも色々と近くで見て、学ばせてもらいました。それを見て、結局「見てすごいな」で終わってしまってる自分がいた。例えば強い選手がやっている練習に自分が挑戦できたかとか、意識的にできたかと言われれば、できていない気がしました。だからこそ、強い選手を見て学んでいるからには、その学んだことを、しっかり実践する。行動に移していかないと、今の差は埋まらないと思うので、自分で行動に移すことを少しずつ意識していきたいなと思いました」

結果に繋げるために

それぞれが決めた目標に向かって全力疾走。
今年度もまた、長いシーズンにおいて、
自分で決めたことをしっかり達成する。
そうでしか、選手の価値は示せません。

長澤「ここ2~3年は春先に怪我をしてしまっているので、まずは怪我をしない。その先で1500mやレースに出て、少しでも上の大会に出れるようにしていきたいのが目標です。そのためにも身体づくりの面でも、1年を通して走れる身体を作って、結果に繋がるようにしていきたいと思います」

松本「今シーズンは5000mで夏ぐらいに自己ベストを出すのが、1番の目標です。去年はどの種目もベストを1つも出せなかったので、今年はまずそれを狙っていきたいです。私はまだジュニア部門で走れるので、日本代表も目指していきたい。そのためにも、集中的にやっているフィジカル面を強化して、スピードにつなげていきたいと思っています」