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今年は満足できる状態で走りたい

10月末、MDC東京で行われた女子5000m。
積水化学から5選手が出場した中、
トップでフィニッシュしたのは木村梨七きむらりな選手でした
新谷仁美にいやひとみ選手・佐藤早也伽さとうさやか選手はペースメーカーとして参加)。

見事に15分35秒61で、自己ベスト更新。
全体でも3位に入る走り。
今月末のクイーンズ駅伝に向けて、
確かな収穫となる結果でした。

彼女には、大会にかける想いがあります。

万全な状態で走れなかった

去年のクイーンズ駅伝で、4区を走った木村選手。
チーム歴代最高位となる準優勝への貢献。
しかし本人は、去年の駅伝に関して、
走ることができた喜びを感じつつも、
「一応走らせてもらえましたが、練習をちゃんとできた状態で走れたわけではなかった」と、悔しさを滲ませます。

今年の2月。昨年も負傷に苦しんだため、新シーズンに向けての目標を「怪我しないように、しっかり練習を続けていきたい」と語っていた彼女。

しかし、新シーズンも疲労骨折が発覚。
4~5月はほとんど走れない時期が続きました。

木村選手が、ジョグを始められたのは6月頃。

ポイント練習に取り組めるようになったのは、
7月下旬の夏合宿の頃からでした。

「7月下旬から8月上旬、練習していた時は、動く量を減らしてギリギリできてる状態でした」と本人は語ります。

コンディションがあがってきた要因

それでも8月末の北海道合宿以降は、
別メニュー中心にこなしていたものの、
朝の合同練習などにも参加。
長い距離の練習も苦手だったのが、
少しずつ余裕をもってできるようになっていきました。

徐々に全部ではなくても、全体的な
練習を消化できるようになっていきました。

怪我が多かったなかで、以前に比べて
実感できるようになった成長。

コンディションが上がってきた要因を、彼女は
「練習が継続できるようになって調子もあがってきました。普段のジョグを夏合宿からいつもより走る量を増やしたので、体力もついて練習ができるようになりました」
と語ります。

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9月の全日本実業団でも、女子ジュニア3000mに出場し、
地道に記録を伸ばしてきた彼女。

そして先週末の10/30(日)のMDC東京では、
新谷選手にペースメーカーとして
引っ張ってもらいながら、上位争いを展開。
最終的に自己ベストを更新します。

並走してもらった新谷選手からも
「今日は木村もタイムを出してきた。今年の駅伝では、今日走った選手たちが主力になってくると思います」
と期待の声をもらいました。

いよいよ決戦のクィーンズ駅伝まで、2週間と少し。
「去年は、駅伝までの過程や、チームとしてまとまっていくのがすごいなと思いました。練習内容や意識を統一していく段階など、全員がひとつになっていく感じがして、トップを目指すチームはこんな感じなんだなと、感じたことを覚えています」

「今年のクイーンズ駅伝では、走れるなら自分が満足した状態で走りたいと思っています」
と語る木村選手。
その気持ちをぶつけるときが、今やってきます。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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🎽 クイーンズ駅伝 @宮城 11/28

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