見出し画像

マラソンの難しさ

「失速して終わってしまって悔しいです。マラソンの難しさを実感しました」

佐藤早也伽選手は
3度目のマラソンを走り終えた後、
自己ベストに届かなかった悔しさを、
そう表現しました。


先週末、1月30日に行われた
大阪国際女子マラソン。
佐藤選手は、松田瑞生(ダイハツ工業)選手と
並ぶ、優勝候補の一角に挙げられていました。

レース前半は、第二集団につけた佐藤選手。
これまでのマラソンでは先頭集団で戦い、
後半スタミナが持たなかった
ことを考えての戦略です。

しかし、序盤から苦しい表情が続くと、
25kmまでは3位につけていたものの
徐々に失速。
6位まで後退して迎えた、
最大の課題となる後半の走り。
30km過ぎからペースをあげる狙いでしたが、
粘り切ることができず、特に35km以降は
大きくペースを落としてしまいました。

終盤の失速を克服するため、距離を増やす、
ジョグを多くするなど対策を
練ってきましたが、大会約2週間前に負傷。
最後までトレーニングを
積み切れなかった影響もありました。

それでも、最後まで全力を
尽くした佐藤選手は、
最終的に6位でゴール。

2時間24分47秒でフィニッシュと、
自己ベスト(2時間23分27秒)更新は
叶いませんでしたが、
「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」の
大会出場権は獲得。
目標のひとつに掲げていた世界選手権出場には
届きませんでしたが、パリ五輪へと望みをつなぎました。

「自己ベスト更新と、世界陸上代表を目指していましたが、結果的に目標は達成できませんでした。後半、ペースアップする予定だったところで、失速してしまって悔しい。まだまだ力不足を感じたレースでした」
と、レース後に話した佐藤選手。

それでも、まだまだ今後の夢に向けて、
挑戦は終わりません。

「ギリギリ、MGCの出場権を獲得できたので、これからの練習を頑張りたい。そこで納得できる走りができるように頑張ります。今回もたくさんの方に応援していただいたので、それに応えることができる、強い選手になりたいと思います」

悔しさ、マラソンの感動を胸に、
これからもさらに成長していく佐藤選手。
その姿にご期待ください。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
--------------
積水化学女子陸上競技部 セキスイフェアリーズHP 
https://www.sekisui.co.jp/company/rikujou/
🔔積水化学女子陸上競技部Twitter
👍積水化学女子陸上競技部Facebook
📗積水化学女子陸上競技部note

ご声援よろしくお願いします!!
--------------