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人として少しでも成長できたら。色々吸収して強くなりたい/23-24ルーキー④松本明莉

進路にまつわる多くの不安。
例えば、高校生から社会人になるという、
大きな決断も、明確な未来があって、
支えてくれる誰かがいれば、
一歩踏み出す勇気が湧くのかもしれません。

大分県出身で、筑紫女学園高等学校から
積水化学女子陸上競技部の仲間入りを
果たした松本明莉まつもとあかり選手。
「今は 3000mや5000m中心に走っていますが、
今後長い距離もやっていきたいです」
と今後の目標を話す彼女も、
勇気をもって社会人アスリートになった一人です。

人間として少しでも成長できたらいいな

松本選手の走りの強みは、
持久力やペースを刻む走り。
「スピードよりも、ある程度のペースで、
淡々と行く方が得意だと思います」と、
本人も説明します。

彼女が積水化学を選んだ理由。
それは、自分の未来を
イメージしやすかったからでした。

「私はマラソンがやりたくて実業団を選んでいたのですが、誘っていただいた野口(英盛)監督が、マラソンに向けてのプランや計画を提示してくださった。それが自分的には、すごくイメージしやすかったです。その環境が整っていて”いいな”と思ったし、強い選手がたくさんいるチームなので、色々吸収しながら自分も強くなっていきたいな、と思いました」

高校生から、いきなり社会人になることに、
一部の不安があったという松本選手。
ただ、選手たちの活動内容を聞いて、
自分も人間として成長したい、
と思えたことが彼女の背中を押しました。

「高卒で大学に行かない分、社会人としてやっていけるか不安はありました。でも、このチームは陸上教室とか一般の方との接点も多そうだったので、(活動を通して)『人として少しでも成長できたらいいな』と思って選びました」

自分のために取り組めている感覚


積水化学というチームに対して
「キラキラしたかっこいいイメージがあった」と
彼女は語ります。

「SNSとかで情報発信されていて、それを見て『すごいな』とか『かっこいいな』と思っていました。今までにはない、新しいことを取り入れて、常に更新していく姿勢などが印象的でした。内容もやっていることだけではなく、選手の考えていることや何をしているのかなど、雰囲気も伝わってくる のが良かったです」

実際にチームの一員になって感じるのは、
多くの選手が体験する、
”自分で考える大切さ”です。

「高校の時は、ある程度やることが決まっていて、自分で考えて動いたりすることはあまりありませんでした。でも、今は各自の練習も増えて、今まで以上に考えなければいけないことがいっぱいで、その難しさを感じる時はあります。でも、フィジカルトレーナーさんに自分に必要なことを教えてもらったり、足りないところを理解していけるので、”やりがい”がある。以前より自分のために様々なことに取り組めている感覚はあります」

その環境の中で、今後目指すのは、
世界でも戦える選手です。

「私は、マラソンで世界と戦えるような選手になりたいので、今年はまず自己ベストを更新して、トラックで結果を残したいなと思っています。そして自分を応援してもらえるような選手、会社に貢献できるような結果を出していきたいと思っています」



マラソンへの挑戦はしばらく先。
まずはトラックで実績を残し、
それから長い距離にも挑戦していく、
長い旅路が待っています。

「3月の報告会に多くの人が来てくださっているのを見て、少しでも走りで元気を与えられるように、期待に応えられるように頑張りたいな、と思いました。まず今年は3000mと5000mの自己ベスト更新を目指したいと思います。今までは年間を通して、調子の波が大きかったので、今年は安定して結果を出せるようになりたいです」

まずは、1年目の目標をクリアして、その先へ。
一歩ずつ選手としても、人としても成長しながら、
松本選手はその先へと進んでいきます。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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