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チャレンジで陸上を盛り上げる/野口英盛監督・横田真人コーチ対談 Vol.3

積水化学女子陸上競技部と中長距離特化型クラブチーム「TWOLAPS」。協力しながら手探りで進めてきた、この一年。それは手ごたえも、実りも、悔しさもあった、一年でした。

最後は野口英盛監督と横田真人コーチが、指導するうえで大切にしていること、そしてお互いへの、従業員への感謝の気持ちを語ります。

◆世界で戦える仕組みを作れたら

Q.2人がある程度、同じところを見ているという話がありました。それは世界で勝てる選手を育てるというところですか?

野口:難しいことですが、日本でも若いうちから、中距離的なスピードや筋力強化などしっかり取り組めば、無理じゃないと思う。そういう仕組みを積水化学やTWOLAPSの力で作れたら。年齢とともに競技力が順調に上がっていく、そんなチームに出来たらいいなとは思っていますね。

横田:今の強い選手たちは、“育ってきている”というより、僕の中では“出てきている”イメージに近い。若い世代から自立して、自分自身で競技のことと、それ以外も考えられる人材をきちんと育てる。中期的なプランとして、そういうこともできたらとは思っています。

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◆選手のなりたい姿を引き出してサポートする

Q.お互いに選手を指導する上で大切にしていることはありますか?

野口:本気で選手と向き合うことかな。ここで言ったら嫌われないかなとか、多少あるけど、基本的には本気でぶつかってます。選手のレベルに関係なく。あとは、徹底的に“やる前”に言う。終わってから言うんじゃなくてね。

横田:いくつかありますけど、基本的には選手のなりたい姿を引き出し、それを実現するためのサポートしか僕にはできない。結局やるのは選手だから、選手自身が目指す場所をイメージして、それに対して環境やトレーニングを揃えてあげるのが、僕の役割だと思っています。ただ、選手は口に出していることと本当に思っていることが違っていたりするので、そこを見極めて、進む道を気づかせてあげるのも大事だとは思ってます

◆お互いが評価しているところ

Q.せっかくの機会なので、お互い評価しているところを紹介してください

野口:俺にはないところを全て持ってるね。頭とか(笑)。横田がすごいのは、コミュニティや人とのつながりをすごく大事にしているところ。それを自分の仕事に落とし込んだり、新しいことにチャレンジするのは、自分にないところだと思っています。

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横田:偉そうかもしれないですけど、自分がやることと、できないことがスパッと割り切れる人ですよね。全部自分でコントロールしたり、自分の価値観と違ったら排除する傾向が今まで強かった業界の中で、僕たち異物を受け入れてくれた(笑)。マネジメント力が高いと思うし、感謝しています。

◆結果で見せて、陸上で盛り上げていきたい

Q.最後に従業員へのメッセージをいただけますか

横田:結果で見せていくのが、僕たちの1番大事にしている価値観なので、今年もきっちりそれをお見せしたいのが一つ。あと、コロナが落ち着いたら陸上教室とか地域貢献イベントも何かやりたいと個人的には思っています。積水カップみたいな大会を子どもたち向けにやってあげるとか、そういうのもできたらいいですね

野口:ありきたりですけど、この状況だからこそ陸上で盛り上げていきたい。うちのチームには800mからマラソンまで選手がいるので、どこに行っても積水らしさを出す。“際立つ”という言葉をよく使うのですが、情報発信を含めて今までやってなかったことにもチャレンジして、従業員の方々には結果で返していきたいと思っています。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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